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美術館 > 刊行物 > 年報 > 1990・91年度版 > 年報1990・91 教育普及

教育普及

1990年度

A.公開美術講座

美術に関する専門的な知識、理解のできる美術講座の開講を望む要求があり、美術に関わる諸問題をより組織的なかたちで取り上げて公開美術講座を開催した。

 

前期「日本美術と文学」 受講者約100人
開催月日 講座名 講師名
9月22日 源氏物語と源氏絵 佐野みどり(武蔵野美術大学助教授)
9月29日 俳譜と絵画 芳賀徹(東京大学教授)
10月6日 近代日本の文学と美術 匠秀夫(茨城県近代美術館長)

 

後期「イメージの伝承」 受講者約100人
開催月日 講座名 講師名
11月10日 近代美術におけるイメージの伝承と変容 高橋裕子(獨協大学講師)
11月17日 古代ギリシャの人体表現-古典古代美術の遺産 水田徹(東京学芸大学教授)
12月1日 中国絵画における模写の特殊性について 戸田禎祐(東京大学教授)

B.移動美術館

一人でも多くの県民に、美術鑑賞と学習の機会を提供するために、開催地市町村及び三重県立美術館友の会の協力を得て、熊野市、東員町において開催した。(詳細は、P・52の年報1990・91 展覧会について-C・移動美術館の項を参照)。

C.団体解説会

1990年度も多くの団体入場者をみた。そのなかで、希望する団体に対しては、団体解説を実施するとともに、映画「丘の上の美術館」の上映を行った。

D.日曜映画会

E.ミュージアム・コンサート

  1. 5月26日  能楽器によるコンサート  参加者340人

     

            演奏   藤田六郎兵衛ほか
  2. 9月24日  東敦子イタリア・オペラをうたう 参加者360人

     

            ソプラノ 東敦子

     

            ピアノ  谷池重紬子
  3. 1月19日  ジャズ・コンサート      参加者720人

     

             第一一部 えほん『もけら もけら』コンサート

     

             第二部 山下洋輔ニュートリオコンサート

     

             演奏   山下洋輔ニュートリオ

F・創作広場

第9回三重の子どもたち展の開催期間中、希望する子どもたちが自由に絵を描いたり、粘土による立体造形を行い、専門家が助言、指導する「創作広場」をエントランスホール内に設けた。

G.映像横器の設置

来館者に鑑賞だけでなく学習の機会を提供するため、映像機器を設置し8月24日から利用を開始した。

  1. 常設空間…収蔵品に関連の深い自主制作ソフトを光ディスクによって放映している。
  2. エントランスホール

     

    市販のビデオソフトの60本のなかから希望するソフトを自由に選んで見ることが出来るブースを3台設置している。
  3. 企画空間…企画展の内容に即したソフトをビデオプロジェクター又は、光ディスクを使用し、大型の画面で放映している。
  4. 大型プロジェクターの設置

     

    講堂に、120インチの大型スクリーンとプロジェクターを設置して、美術講演会、団体解説等の機会に利用している。
  5. 編集機器等の設置

     

    放映のためのソフトの編集作成を行うために必要な機器を設置した。

H.夏休み映画鑑賞の会・回想の名作シリーズ

期日 8月14日~16日 午後1時~5時

主催 三重県教育委員会

 

 

三重県立美術館  ほか田村泰次郎原作「暁の脱走」(1950年)、小津安二郎が監督・脚本を担当した「麦秋」(1951年)など、1948年から1960年の間に制作された35ミリ映画を6本上映した。

 

 8月14日  「暁の脱走」・「酔いどれ天使」  参加者122名

 

 8月15日  「雨月物語」・「麦秋」  参加者156名

 

 8月16日  「また逢う日まで」・「青春残酷物語」  参加者124名

I.その他

1.小中学生の無料入館

教育活動として入館又は観覧する県内の小中学生と引率の教職員は、1990(平成2)年度4月から無料となった。

1989(平成元)年度入館者数 3,816名

1990(平成2)年度入館者数 4,131名

 

2.県民の日記念・無料入館者

4月15日 947名

1991年度

A.公開美術講座

美術に関する専門的な知識、理解のできる美術講座の開講を望む要求があり、美術に関わる諸問題をより組織的なかたちで取り上げて公開美術講座を開催した。

 テーマ  よみがえる名作

 
前期「西洋編」   受講者約100人
開催月日 講座名 講師名
9月7日 ロダン・地獄の門 長谷川三郎(国立西洋美術館学芸課長)
9月21日 パルテノンの彫刻 松島道也(女子美術大学教授)
9月28日 ミケランジェロ・システィナ礼拝堂壁画 若山映子(大阪大学助教授)
 
後期「日本編」   受講者約100人
開催月日 講座名 講師名
10月19日 江戸城障壁画 千野香織(学習院大学助教授)
10月26日 東大寺南大門金剛力士像 西川新次(慶応義塾大学名誉教授)
11月2日 桂離宮 平井聖(東京工業大学名誉教授)

B.移動美術館

一人でも多くの県民に、美術鑑賞と学習の機会を提供するために、開催地市町村及び三重県立美術館友の会の協力を得て、熊野市、東員町において開催した。(詳細は、P・52の年報1990・91 展覧会について-C・移動美術館の項を参照)。

C.団体解説会

1991年度も多くの団体入場者をみた。そのなかで、希望する団体に対しては、団体解説を実施するとともに、映画「丘の上の美術館」の上映を行った。

D.日曜映画会

E.ミュージアム・コンサート

  1. 10月31日  弦楽四重奏のタベ    参加者340人

     

               演奏   澤和樹弦楽四重奏団
  2. 1月18日  東敦子ニューイヤー・ミュージアム・コンサート 参加者300人

     

              ソプラノ 東敦子

     

              ピアノ  谷池垂紬子

F・創作広場

第10回三重の子どもたち展の開催期間中、希望する子どもたちが自由に絵を描いたり、粘土による立体造形を行い、専門家が助言、指導する「創作広場」をエントランスホール内に設けた。

G.その他

1.映像機器の設置

来館者に鑑賞だけでなく学習の機会を提供するため、映像機器を設置している。

エントランスホール・映像ブース3台の利用状況

  11月末日までの6か月館に利用した回数は、8,878回

 

  1台あたり1日の回数。        19.2回

 

2.小中学生の観覧料無料化

教育活動として入館又は観覧する県内の小中学生と引率の教職員は、1990(平成2)年度4月から無料となった。

 1989(平成元)年度入館者数

        全体 6,429名  うち団体 3,816名

 

 1990(平成2)年度入館者数

        全体 6,883名  うち団体 4,131名

 

3.県民の日記念・無料入館者

        4月28日 1,589名

4.ワークシートの作成

英国国立ヴイクトリア&アルパート美術館展」、「100の絵画・スペイン20世紀の美術展」、「本画と下絵展」、「第10回三重の子どもたち展」、「ロシア宮廷美術展」開催時に「ナイーヴな大人と子どものためのワークシート」を作成した。

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