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美術館 > 刊行物 > 年報 > 2014年度版 > 年報2014 企画展 空飛ぶ美術館

 

年報2015年度版【空飛ぶ美術館】

 

2015年3月7日(土)-5月6日(水・休)

【主催】…三重県立美術館、朝日新聞社

【助成】…公益財団法人三重県立美術館協力会、一般財団法人自治総合センター

【後援】…中部国際空港株式会社

【担当】…鈴村麻里子、吉田映子、作佐部蛍、毛利伊知郎

【広報物デザイン】…上田英司(シルシ)

 

空飛ぶ美術館 チラシ画像

 

展覧会の概要

 

空と飛翔にまつわる古今東西の作品119点を一堂に会する展覧会。

閉ざされた島からの脱出を図り、工匠ダイダロスは息子イカロスとともに空を目指した。古来多くの芸術家の創作意欲を刺激してきたこの飛翔譚にはじまる「翼の創造」の夢を、あるときは字義通りに、あるときは比喩的に解釈し、その足跡を辿ることを試みる企画趣旨である。本展は全体を「空の表象」「空飛ぶ生物への関心」「空想飛翔」「飛ぶためのテクノロジー」の4章で構成し、ストーリーに沿って展示の道筋を作ることを目指した。

作品を、企画者が作り上げた文脈のなかにあてはめて紹介することは、その知られざる側面に脚光を浴びせる好機となる一方で、「作品本位」の展示には結びつき難い。あらゆる時代、地域、メディアの作品群を同一空間にある程度整然と展示しようという意図も、作品の選定や展示方法に制約を与えてしまい、作品に内在するエネルギーが存分に発揮されない結果を招く要因となったように思われる。

観覧者数は6,123人と目標には遠く及ばない結果となった。来館者アンケートには好意的な評が寄せられた一方で、広報展開の不足を危惧する声も聞かれた。

会場では、少人数で静かに鑑賞する大人の姿が目立った。春休みやゴールデンウィーク期間には家族連れの姿も見られた。4月中旬以降、「アートシーン」(NHKEテレ・日曜美術館)や新聞各紙地方版で取り上げられたためか、徐々に客足を伸ばした。

 

会期中のイベント

 

1.飛ぶためのワークショップ「flying island-飛行島では空を飛べる-」

3月22日(日)10:00-17:00

講師:竹田尚史+榊原由依(アーティストユニット)

場所:三重県立美術館エントランスホール

※竹田尚史の作品「ダブルフィクション」をベースに、「flying island(飛行島)」の上で、小さな人間を「飛ばす」ワークショップを行った。ワークショップの成果は「空飛ぶ美術館」展会期末まで、エントランスホールに展示した。参加者60名。

空飛ぶ美術館 ワークショップ風景

 

2.ギャラリー・トーク

3月29日(日)(第3章)30名参加

4月11日(土)(第1章)18名参加

4月26日(日)(第2章)38名参加

5月2日(土)(第4章)26名参加

いずれも14:00-14:30頃。

担当学芸員(鈴村)が、展覧会会場で各章について解説した。

 

3.空飛ぶ図書館(三重県立図書館による出張図書館)

3月14日(土)13:00-16:00 

県立図書館の担当者が、美術館エントランスホールにて展覧会関連図書の展示・貸出、および利用カードの新規作成を行った。

 

4.先生のための鑑賞会

3月14日(土)14:00-16:00頃(レクチャーは15:00終了)

学校(幼・小・中・高・特別支援)教員の方々を対象に、担当学芸員(鈴村)が「空飛ぶ美術館」展や美術館利用について話した。その後、各自会場を自由見学。6名参加。

 

5.絵本作家つつみあれいさんといくお絵かきツアー

4月18日(土)10:30-12:00

講師:つつみあれい(絵本作家)

主催:三重県総合文化センター

共催:三重県立美術館

「空飛ぶ美術館」展会場にて、講師のデモンストレーションの後、参加者が思い思いに鉛筆で四つ切画用紙に絵を描くワークショップ。小学生が20名参加(定員20名。事前申込制。抽選を行った。)。

 

主な記事

 

朝日新聞

2015.03.08  「空への憧れを作品に 県立美術館で企画展」※三重版(以下記載のないものすべて)

2015.03.18  鈴木裕(聞き手)/道田美貴(語り手)「曾我蕭白「群仙図?風」」(県立美術館とっておきの物語1)

2015.03.25  鈴木裕(聞き手)/吉田映子(語り手)「オディロン・ルドン「ヨハネ黙示録」」(県立美術館とっておきの物語2)

2015.04.01  鈴木裕(聞き手)/鈴村麻里子(語り手)「ギュスターヴ・モロー「聖セバスティアヌスと天使」」(県立美術館とっておきの物語3)

2015.04.08  鈴木裕(聞き手)/吉田映子(語り手)「イケムラレイコ「birdgirl」」(県立美術館とっておきの物語4)

2015.03.23  「空の飛び方思い思いに 県立美術館ワークショップ」

2015.04.12  大野左紀子「闇に浮かんだ進歩の暗部」(百聞より一見) ※asahi+C(朝日プラス・シー)

2015.04.15  小林裕子「大空への夢 斬新な切り口 来月6日まで、三重県立美術館で企画展」 ※東海版

2015.04.15  鈴木裕(聞き手)/生田ゆき(語り手)「伊藤利彦「箱の中の空(A・S)1995-3」」(県立美術館とっておきの物語5)

2015.04.22  鈴木裕(聞き手)/鈴村麻里子(語り手)「恩地孝四郎「飛行官能」」(県立美術館とっておきの物語6)

2015.04.29  鈴木裕(聞き手)/毛利伊知郎(語り手)「北園克衛「『詩集 白のアルバム』より「飛行船の傳説」」」(県立美術館とっておきの物語7)

2015.05.13  鈴木裕(聞き手)/生田ゆき(語り手)「小林研三「鳥」」(県立美術館とっておきの物語8)

 

中日新聞

2015.03.15  鈴村麻里子「黒田清輝《雲(6枚組)》」(美術館だより)※三重版(以下記載のないものすべて)

2015.03.22  鈴村麻里子「テオドール・ルソー《フォンテーヌブローの森のはずれ》」(美術館だより)

2015.03.29  鈴村麻里子「竹内栖鳳《散華》」(美術館だより)

2015.04.05  鈴村麻里子「長谷川潔《摩天楼上空のポアン・ダンテロガシオン号(ニューヨーク上空の)》」(美術館だより)

2015.04.14  石屋法道「美術館、学校と身近に 広がる先生向け鑑賞手引き」※東海版

2015.04.19  鈴村麻里子「アンリ・マティス『ジャズ』より「イカルス」」(美術館だより)

2015.04.26  鈴村麻里子「オディロン・ルドン『エドガー・ポーに』より「眼は奇妙な気球のように無限に向かう」」(美術館だより)

2015.04.28  畑間香織「創作 空も飛べるはず 県立美術館企画展」

2015.05.03  鈴村麻里子「ロベール・ドローネー《空中からの塔のながめ》」(美術館だより)

 

毎日新聞

2015.03.21  鈴村麻里子「ジョン・グールド『オオハシ科鳥類図譜』より「ニジチュウハシ」」(アート) ※東海版

 

三重タイムズ

2015.03.20  「夢と空想の「空飛ぶ美術館」 県立美術館が企画展」

 

三重ふるさと新聞

2015.02.26  「飛翔にまつわる造形作品を展示 企画展「空飛ぶ美術館」 7日から県立美術館で開催」

 

主な放映・放送

 

NHK Eテレ

2015.04.19  「アートシーン」(日曜美術館)

 

FM三重

2015.03.13  「MIEリポート(リポーター:松本光代)」(はなきん!)※中継取材

2015.03.17  「こんにちは三重県です」(廣瀬隆のラジオ魂!)※スタジオ出演

 

東海ラジオ

2015.03.17  「こんにちは三重県です」(かにタク言ったもん勝ち)※電話出演

2015.03.19  「こんにちは三重県です」(宮地佑紀生の聞いてみや~ち)※電話出演

 

CBCラジオ

2015.03.19  「こんにちは三重県です」(つボイノリオの聞けばきくほど)※電話出演

 

 

出品作品リスト

 

展覧会開催時のページ

 

展覧会図録

 

 

 

 

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