30年ぶん。
三重県立美術館 開館30周年 コレクションの全貌展
2013年1月4日(金)-3月24日(日)
Part 1: 2013年1月4日(金)-2月11日(月・祝) Part 2: 2013年2月14日(木)-3月24日(日)
開館時間=9:30-17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日=毎週月曜日(1月14日と2月11日は開館)、1月15日(火)、2月12日(火)
観覧料=一般 500(400)円/高大生 400(300)円/小中生 無料 *( )内は20名以上の団体料金 *障害者手帳等をご提示の方とその付添の方1名は無料 |
長原孝太郎 1901年 |
展覧会の概要
2012年9月に開館30周年を迎えた三重県立美術館は、開館の3年前(1979年)からコレクションづくりをスタートさせました。江戸時代以降の作品で三重県にゆかりのある作家の作品、明治時代以降の近代洋画の流れをたどれる作品や日本の近代美術に深い影響を与えた外国の作品、作家の創作活動の背景を知ることのできる素描、下絵、水彩画等という基本方針に沿った収集活動に、1992年からはスペイン美術が収集対象に加わりました。
特色あるコレクションを築き上げることは、当館にとって最も重要な取り組みと捉え収集を続けていますが、5000点をはるかに超えるコレクションの半数以上が岡田文化財団をはじめ、さまざまな方々からの寄贈によって補強されてきました。今回の展覧会は企画展示室と常設展示室を会場に、コレクションの全貌がご覧いただけるよう、二期に分けて公開します。江戸期から現代まで、時間軸に沿って東西の美術がどのような広がりを見せてきたのかをさまざまな分野のコレクションでご紹介します。スペインバロック期の画家ムリーリョと曾我蕭白の展示室での意外な出会い、明治初期に描かれた岩橋教章の緻密な《鴨の静物》と、同時代にフランスで描かれたモネらの印象派絵画。予想もできない組み合わせが皆様をお待ちしています。 |
岩橋教章 |
各展示室の主な作家1 江戸期 曾我蕭白、月僊、池大雅、ムリーリョ、ゴヤ 2 明治期 岩橋教章、安藤仲太郎、黒田清輝、フォンタネージ、モネ 3 大正期 村山槐多、関根正二、宇田荻邨、キルヒナー、シャガール 4 大正~昭和初期 伊藤小坡、藤田嗣治、前田寛治、マイヨール 5 昭和前期~中期 1930~60 安井曾太郎、吉原治良、ダリ、ブラック 6 昭和後期 1960~80 阿部展也、宇佐美圭司、小磯良平、ミロ 7 現代 1980~ 横尾忠則、山口啓介、吉本作次、キーファー、シシリア
展示作品リスト(Part1: 2013年1月4日(金)-2月11日(月・祝)
展示作品リスト(Part2:2013年2月14日(木)-3月24日(日)
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小川詮雄 |
同時開催元永定正受贈作品展
会期=2013年1月4日(金)-3月17日(日) 会場=柳原義達記念館
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会期中のイベント当館学芸員によるミニギャラリートーク
約30分、コレクションについて解説します。担当学芸員とテーマは決まり次第、このページでお知らせします。 (参加は無料ですが、展示室内でのトークとなりますので展覧会チケットが必要です。)
1月13日(日) 田中善明 「三重県立美術館のコレクションについて」 1月27日(日) 毛利伊知郎 「戦後日本美術の成立」 2月3日(日) 原舞子 「清水登之《チャプスイ店にて》-和洋中モダン文化の交錯する場」 2月10日(日) 生田ゆき 「フランシスコ・デ・ゴヤ《アルベルト・フォラステールの肖像》をめぐって」 2月24日(日) 吉田映子 「アリスティード・マイヨール《ダフニスとクロエ》と挿絵本の世界」 3月3日(日) 鈴村麻里子 「エドガー・ドガ《裸婦半身像》について」 3月10日(日) 道田美貴 「伊藤小坡《ふたば》を中心に」
いずれも14:00~ |
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ |
鑑賞のためのNEWワークシート無料配布
子どもから大人まで楽しめる作品設問シート20種類を館内で無料配布します。展示室の鑑賞の手引きとしてご利用ください。
エントランス上映会
当館が作成したオリジナル映像、『丘の上の美術館』、『村山槐多』、『柳原義達』、『メリヨン』を上映します。
大型ディスプレイによる文化施設所蔵品電子展示システムの公開当館が所蔵する作品の画像と作品情報、作品解説を大型ディスプレイ上でご覧いただけます。 タッチパネル式で、自由に触って操作できます。
*本展覧会期間限定での公開となります。 |
オノレ・ドーミエ |
移動美術館「元永定正・榊莫山展」会期=2月2日(土)-11日(月・祝) 会場=伊賀市文化会館(伊賀市西明寺3240-2)
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オディロン・ルドン |