2011年第1期常設展示
2011年3月29日(火)~6月26日(日)
2011年度の常設展示第1期は、第1室:日本の近現代絵画、第2室:蕭白とその周辺/橋本平八の小品、第3室:スペインとフランスの絵画という構成になる予定です。第1室と第3室はいずれも名品展的な性格のもので、前者は明治から平成まで、後者は17世紀バロックから20世紀末までと、カヴァーする範囲ははなはだ広く、その分とりこぼされる部分もいや増すばかりですが、たとえば、各部屋の最初に位置する(予定の)作品、1室では原田直次郎《老人像》、3室ではムリーリョと、掉尾を飾る(予定の)作品、1室では加藤悦郎、3室ではビアプラナとを比べてみて、それぞれその間の脈絡を推しはかりながら見ると、大まかな流れがつかめるかもしれません(抜け落ちるもののはなはだ多いかぎりで)。
(三重県立美術館学芸員) |
萬鐵五郎 《庭の花》 制作年不詳 油彩・キャンヴァス 53.0×40.5cm 寄託品 |
友の会だより、no.86、2011年4月発行
2011年度常設展示第1期出品リスト