山の音を聞き、風の匂いに包まれ、月の光を浴びる。過ぎ去って気づく季節の足跡。四季折々に移りゆく旬を愛でる心を風流とするならば、あえて逆の季節の風物に囲まれ暑さ寒さを忘れんとするのもまた粋なはず。求むべきは、私の中に私だけの風景を生じさせる想像力なのかもしれません。そしてその力はあいまって大きな流れとなり、美術というものを生みだし、味わおうとする心へと注がれていくのです。 |
2005年9月15日発行 表紙 |
東俊郎「名品でたどる近代工芸のあゆみ」展p1 |
毛利伊知郎「生誕110年記念 池田遙邨展」p2 |
生田ゆき「ダリ生誕100周年をむかえて」p3 |
石崎勝基「染谷亜里可展」p4 |
那須賢輔「子どもひろば「アートカードで作品鑑賞」p5 |
毛利伊知郎「美術館発見記9 照明設備」p6 |