ライシテからみるフランス美術――信仰の光と理性の光

モーリス・ドニ《聖母月》1907年 ヤマザキマザック美術館
目次
1. 展覧会概要
2. 展覧会について
3.関連イベント
4.図録販売について
はじめて来館する人へ(交通案内、館内案内)
お問合せ先
展覧会概要

ジャン=フランソワ・ミレー《無原罪の聖母》1858年 山梨県立美術館
会期
2026年1月17日(土)~3月22日(日)
前期展示:1月17日(土)~2月15日(日)
後期展示:2月17日(火)~3月22日(日)
*一部の作品の展示替、場面替を行います。
休館日
月曜日(ただし2月23日[月・祝]は開館)、2月24日(火)
開館時間
9時30分~17時(入館は16時30分まで)
観覧料
一般1,000(800)円、学生800(600)円、高校生以下無料
*( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
*この料金で、2階常設展示室「美術館のコレクション」、柳原義達記念館「柳原義達の芸術」もご覧いただけます。
*生徒・学生の方は生徒手帳・学生証等をご提示ください。
*障害者手帳等(アプリも含む)をお持ちの方および付き添いの方1名は観覧無料。
*教育活動の一環として県内学校(幼・小・中・高・特支)および相当施設が来館する場合、引率者も観覧無料(要申請)。
*毎月第3日曜の「家庭の日」(1月18日、2月15日、3月15日)は団体割引料金でご覧いただけます。
*主な前売券販売所 チケットぴあ、ファミリーマート、セブン-イレブン他
会場
1階企画展示室
主催
三重県立美術館、中日新聞社
特別協力
町田市立国際版画美術館
企画協力
下野新聞社
学術協力
伊達聖伸(東京大学大学院総合文化研究科教授)
助成
、公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会(以上展覧会助成)、公益財団法人ポーラ美術振興財団(調査研究助成)


リュック=オリヴィエ・メルソン《エジプト逃避途上の休息》1880年 島根県立美術館
展覧会について
「ライシテ」とは、国家が宗教から自律し、人々に信仰の自由や精神的平等を保障する制度、そしてそれを支える思想のことです。フランス共和国の根幹をなす概念ですが、異なる宗教を信じる/信じない人々の共生のための理念から、政治権力と宗教の厳格な分離に至るまで、ライシテは複数の顔を持ちます。
本展は、フランス近代美術にライシテという補助線を引き、新しい楽しみ方を提案するものです。18世紀末におこったフランス革命は、人間の理性に光を見出し、王政とカトリック教会による支配を否定して新たな秩序を築こうとしました。その後、カトリック国としての伝統を取り戻そうとする人々と、革命の理想を引き継いでライシテを推進しようとする人々の間で対立が起こります。美術もまた両者の争いの影響を受けながら、王侯貴族や教会の権力から離れ、それ自体で「聖性」を獲得していきました。本展では、フランス革命期から20世紀半ばまでのフランスの油彩画、版画、彫刻等約200点を紹介し、国内コレクションの珠玉の作品群に新しい光をあてます。
*本展は宇都宮美術館(2025年10月12日[日]~ 12月21日[日])と三重県立美術館の二会場巡回展です。

ラウル・デュフィ《ピエール・ジェスマール氏の肖像》1932-1938年頃 宇都宮美術館
⇒ 作品リスト
⇒ プレスリリース
⇒ 図録
関連イベント
*手話通訳・要約筆記、その他支援をご希望の方は、2週間前までにご相談ください。
1.記念講演会「ライシテからみるフランス美術――展覧会をもっと楽しむために」
本展の学術協力者である伊達聖伸氏が、展覧会の見どころや、「ライシテ」とは何かについてお話しします。
日時:2月7日(土)午後2時から(90分程度/午後1時30分開場)
会場:三重県立美術館 講堂 *会場に直接お越しください。
講師:伊達聖伸(東京大学大学院総合文化研究科教授)
定員:140名(当日先着順)、参加無料
2.担当学芸員によるスライド・トーク
本展と関わりの深いテーマについて、スクリーンに画像を投影しながらお話しします。
日時:2月15日(日)、3月14日(土)午後2時から(40分程度/午後1時30分開場)
会場:三重県立美術館 講堂 *会場に直接お越しください。
定員:140名(当日先着順)、参加無料
3.担当学芸員によるギャラリー・トーク
展示室内で数点の作品を鑑賞するツアー。展示室に入るためチケット(観覧券)が必要です。
日時:1月24日(土)、3月1日(日)午前11時から(30分程度)
会場:三重県立美術館 企画展示室 *展示室入口にお集まりください。
図録販売について
本展の図録販売については、次を予定しています。
・開幕前の販売や、ご予約の受付は行いません。
・会期中は基本的に通信販売を行わず、ミュージアムショップの店頭のみで販売する予定です。通信販売を始める場合は、美術館公式SNS(X)、ウェブサイトでその旨を告知します。ショップの営業時間については【ミュージアムショップのページ】をご参照ください。
・巡回館である宇都宮美術館のショップでの図録販売については、通信・店頭販売いずれも終了しています。
なお、本展以外の展覧会図録で在庫があるものは、現金書留による通信販売を行っています。【在庫一覧のページ】をご確認ください。
はじめて来館する人へ
三重県立美術館までの交通案内、館内の設備案内などを掲載しているページです。
お問合せ先
三重県立美術館
〒514-0007 三重県津市大谷町11番地
TEL. 059-227-2100(代表)
FAX. 059-223-0570
E-mail: bijutsu2★pref.mie.lg.jp(★を@に置き換えてください)
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