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美術館 > 展覧会のご案内 > 企画展 > 2022 > 特設コーナー「さわって楽しむ 柳原義達の作品」リーフレットオンライン版

特設コーナー「さわって楽しむ 柳原義達の作品」リーフレットオンライン版

<目次> 
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リーフレット全体(約10分)【音訳
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はじめに【テキスト
安全にさわるために【テキスト
さわって楽しむために・鑑賞のポイント【テキスト


【リーフレットPDF 表面(3.1MB)】
【リーフレットPDF 裏面(2.9MB)】
*リーフレット印刷版では、赤い線で囲まれたところに穴があいています。
*リーフレットの文章は、このページにほぼそのまま掲載しています。
*リーフレットには点訳、音訳CDも用意しています。ご入用の方は、美術館にご連絡ください。
電話:059-227-2100 Eメール:bijutsu2★pref.mie.lg.jp(★を@に置き換えてください)

【特設コーナー「さわって楽しむ 柳原義達の作品」の詳細ページ】

柳原義達が1986年に制作したブロンズ彫刻《道標・鳩》を撮影した写真。翼をたたんだクジャクバトが表されている。この写真では、鳩の頭が右側、尾が左側に捉えられ、鳩は頭を自分の尾の方に向けている。
柳原義達《道標・鳩》1986年 三重県立美術館蔵

 

はじめに

柳原義達(1910-2004年)は、兵庫県神戸市出身の彫刻家です。最初は画家をめざしますが、美術雑誌でフランスの作家ブールデルの彫刻を知って感銘を受け、彫刻の道に進みました。東京で活躍し、戦後にはフランス留学を経験して、日本を代表する彫刻家と呼ばれるようになります。代表的な作品として人やカラスの彫刻が知られています。
美術館では、作品を守るため、いつもは作品にふれて鑑賞することはできません。しかし、手でさわって鑑賞をすることによって、目で鑑賞するときとは異なる、新しい発見が得られることもあります。ここで展示する彫刻は、もともと作家が手で粘土にふれながら制作したものです。作品に手をあて、素材の温度や表面の凹凸、大きさを感じながら鑑賞することで、作家が手でかたちづくろうとしたものをより近く感じられるでしょう。
安全な鑑賞のため、さわるためには守っていただきたい約束があります。約束を守り、さわって鑑賞を楽しんでみましょう。
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安全にさわるために

美術館にある作品は、新しいものにとり替えることのできない大切なものです。今ある作品を100年後も同じ状態で鑑賞できるよう、展示室では、みなさんに次のことをお願いしています。 

汚さない ―しみやさびを防ぐ―

作品に汗や飲み物などの液体がかかると、しみやさびの原因になります。液体は作品の中にしみ込んだり、作品の表面を溶かしたりすることがあります。また、今はよく見えない手の汚れやあぶらも、長い時間をかけて作品にしみやさびを作ります。これを防ぐために、作品にさわる前には手の汗や汚れをふき、手をきれいにしなければなりません。 

傷つけない ―表面が削れてしまうかも…―

固くて丈夫にみえる素材も、くり返し固いものにぶつかったり、こすったりすると、細かい傷がつき、表面が削れます。一度削れたものは元に戻すことはできないため、さわるときはできるだけ傷をつけないよう、手のまわりの固いもの(指輪や腕時計など)は外す必要があります。作品をさわるときは、手のひらや指でやさしくゆっくりなでてください。 

ぶつからない ―人にも作品にも危険!―

彫刻の作品に大きな衝撃が加わると、大きくへこんだり、割れたりします。特にブロンズ彫刻はとても重いため、倒れると人間にも危険が及びます。注意しているつもりでも、友人との会話や撮影に夢中になると、体が作品にぶつかってしまうことがあります。展示室では周りに気を配るようにしてください。
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さわって楽しむために・鑑賞のポイント

柳原の手のあとを感じてみよう ―作家の気持ちになる―

柳原は粘土を使って物のかたちを作る塑造の技法で作品を作りました。いずれの作品も、もともとヘラややすりで粘土を搔き取り、指で整えながら作られています。彫刻に手をあてながら、柳原の手の動きに思いをはせてみましょう。
※粘土は壊れやすいため、粘土像は最終的にブロンズ(青銅)などの金属に鋳造されます。さわっていただいているのはブロンズ像です。 

モデルの体の動きを感じてみよう ―ねじれた動き―

柳原は、生涯にわたり、生命をいかに表現するかを追求した作家でした。学生時代にフランスの彫刻家ロダンの考えに影響を受けた柳原は、人が立ち、姿勢を変える時に、前後左右に体の重心が動くことにとりわけ関心を持っていました。柳原作品の人物像の多くが、螺旋のように体をねじらせたり、片足に重心をかけて傾いたりしているのはこのためです。作品を手で包み、この動きを感じてみましょう。 

作風の変化を感じよう ―かたち・表現―

柳原は若くして彫刻家として成功しましたが、40歳ごろには制作に悩むようになり、1953年から4年間、フランスに彫刻を学び直しに行きました。ここで柳原は、モデルを平面的に捉えるのではなく、立体的に捉えようと思ったといいます。この結果、柳原は、細かいところまで目に見える通りに再現することをやめ、より簡単な形で人や猫を表現するようになりました。作風の変化を、ぜひさわって感じてください。
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特設コーナー「さわって楽しむ 柳原義達の作品」リーフレット
編集:三重県立美術館 髙曽由子 橋本三奈 鈴村麻里子
発行:美術館のアクセシビリティ向上推進事業実行委員会 三重県立美術館
デザイン:桑田知明
印刷:サンメッセ株式会社
発行日:2022年11月11日
無断転載・複製を禁じます。
令和4年度 文化庁 Innovate MUSEUM事業

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