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美術館 > 刊行物 > HILL WIND > Hill Wind (vol.11~24) > HILL WIND 18号(2008年3月)

HILL WIND 18号

 

何度迎えても春は新しい。長い冬にうつむきがちな心をほどけば、ふりそそぐ光の色もわたりくる風の匂いものどけしい。うるわしき色と形の調べはいにしえ人から私たちへの確かな便りだ。私はとめどなく流れる時間の渦の中に立ちつくす。過去から現在へ。今日から明日へ。託されたのは見えない絆。またどこかで再び巡り会うために。(Iy)

櫻花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける 紀貫之

 

表紙の作品:円山応挙《遊虎図》(部分)1787年
企画・編集・発行:三重県立美術館[禁・無断転載]
デザイン:與語秀樹 原稿末尾のイニシャルについては右記のとおり。井上隆邦(It)毛利伊知郎(Mi)伊藤亮子(Ir)石崎勝基(Ik)田中善明(Ty)道田美貴(Mm)生田ゆき(Iy)原舞子(Hm)

2008年3月15日発行 表紙
道田美貴「金刀比羅宮 書院の美」
道田美貴「応挙・若冲の絵画空間を再現」
毛利伊知郎「椿書院障壁画」
田中善明「金刀比羅宮と高橋由一」
※この記事は2008年3月15日発行「Hill Wind 18」に掲載されたものです。
 
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