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美術館 > 刊行物 > 年報 > 1998年度版 > 年報1998 ジョルジュ・ブラック回顧展 (1998.11-12)

B-企画展6

【ジョルジュ・ブラック回顧展】

11月3日(火)~12月13日(日)

【主催】…三重県立美術館+中日新聞社
【後援】…フランス大使館+日本におけるフランス年実行委員会
【協賛】…東京海上
【出品協力】…ギャルリー・ルイーズ・レイリス+株式会社レイク
【協力】…日本航空+やまと運輸(株)

【担当】…桑名麻理+土田真紀
【ポスターデザイン】…杉浦康平+谷村彰彦

◎パリ近郊アルジャントゥイユに生まれ育ったジョルジュ・ブラック(1882~1963)は、ピカソとともにキュビスムの創始者として知られる。20世紀のなかでもっとも革新的な絵画の実験だったといえるキュビスムは、静物を、触れることのできる空間に描きたいというブラックの思いからはじめられたものだった。変幻自由のピカソとは対照的、キュビスムの嵐がすぎてもひたむきに静物を描き続けたブラック。彼の興味はしだいに静物のある絵画空間、そして絵肌そのものへと発展した。

◎終生一貫して絵画とは、と問い続けたブラックの絵画に、われわれは"熟成"を見る。この展覧会ではブラック芸術"熟成"の全貌を、油彩72点に版画、彫刻をくわえた全102点で紹介した。日本での大規模な回顧展はおよそ46年ぶりである。

関連事業

美術講演会
11月21日(土)…「ジョルジュ・ブラック―その絵画の仕組み」…講師=山梨俊夫(神奈川県立近代美術館学芸員)

ミュージアム・コンサート
12月5日(土)…「ブラックに余白を」…ピアノ=北澤淳+北澤益美

主な新聞記事

中日新聞
10月31日…「3日から県立美術館で回顧展―好奇心と意欲 仏の画家 ブラックの全容紹介」
11月13日…交差点「芸術の秋」
11月4日(夕)…「『女の頭』 ジョルジュ・ブラック 描かれた詩〈上)」多木浩二
11月5日(夕)…「『テーブルクロスの上の果物とコンポート』 ジョルジュ・ブラック描かれた詩〈中) 8つの箱の7つの話 酒井哲朗
11月6日(夕)…「『黒い鳥と白い鳥』 ジョルジュ・ブラック 描かれた詩〈下)中沢けい
11月25日…「キュービスムを生んだ画家ブラックの欲求」六人部昭典
11月18日…「『クラブのエースのある静物』 触るように見る ブラックの世界・回顧展1」石崎勝基
11月20日…「『瓶とギター』 触るように見る ブラックの世界・回顧展2」土田真紀
11月24日…「『円卓』 触るように見る ブラックの世界・回顧展3」石崎勝基
11月25日…「『イーゼルに向かって座る女(黄色いついたて)』 触るように見る ブラックの世界・回顧展4」桑名麻理
11月12日…美術だより「ジョルジュ・ブラック『ギターとコンポート』」桑名麻理
11月19日…美術だより「ジョルジュ・ブラック『赤いテーブルクロスの上の静物』」石崎勝基
12月7日…美術だより「ジョルジュ・ブラック『ヘイオドス(神統記)のために制作されたエッチング』」土田真紀

京都新聞
11月28日…「理知的に熟成された芸術 ジョルジュ・ブラック回顧展」太田垣賓

朝日新聞
11月28日…美術だより「キュービスム創始者の歩み ジョルジュ・ブラック回顧展 三重県立美術館」井上隆生

図録

「ジュルジュ・ブラック回願展」  桑名麻里  友の会だより49号、1998・11・25

ひるういんどno.72;東俊郎「ジョルジュ・ブラック『イーゼルに向かって座る女(黄色いついたて)』(表紙解説)


作家別記事一覧:ブラック

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