【ベルギーが生んだ異端の巨匠 ジェームズ・アンソール 展】
2005年6月18日(土)~7月24日(日)
【主催】・・・三重県立美術館、日本経済新聞社
【後援】・・・ベルギー王国大使館
【協力】・・・日本航空
【企画協力】・・・アプトインターナショナル
【担当】・・・生田ゆき+毛利伊知郎
【ポスターデザイン】・・・ヨゴデザインスタジオ 與語秀樹
◎ジェームズ・アンソール(1860-1949)は、今日ではルネ・マグリット、ポール・デルヴォーらとともに、ベルギー近代美術における三大画家の一人として、国際的に高い評価を得ている。
◎生地オーステンドの景色や、身近な人や事物を描いた青年期の写実主義の作品から、アンソール作品の特徴であるグロテスクな画風を確立し、晩年の幻想的な作風に至るまでの画業の変遷を3つの章立て(1.外光主義の呪縛の下で、2.ジャポニスムからモダニズムへ、3.アンソール芸術おけるグロテスクなもの)により紹介した。また特に、葛飾北斎による絵手本『北斎漫画』とアンソールがそれを写した素描とを比較展示し、アンソール作品に於ける東洋美術の影響関係を検証した。
◎本展はベルギーのアントウェルペン王立美術館やオーステンド市立美術館などが所蔵する、油彩、デッサン、エッチング、144点によって構成されている。三重会場ではメナード美術館所蔵の2点が期間限定で特別出品された。アンソール個人の展覧会は日本では約20年ぶりの開催であり、画家の初期から晩年に至る画業の全貌を知る絶好の機会となった。
関連事業
ミュージアム・コンサート(有料)
7月9日(土) 18:00開演
美術館エントランスホールにて
※三重県文化会館との共催
美術講演会
龍野有子氏(岡山大学文学部助教授)
「油彩画家アンソールと版画家アンソール」
7月16日 午後2時より 美術館講堂にて
ギャラリー・トーク
6月25日(土)、7月23日(土)
担当 生田ゆき
主な新聞記事
日本経済新聞
7月26日(火)・・・「異形のまなざし十選 2 アンソール《仮面の中の自画像》」貴志祐介(作家)
中日新聞
6月19日(日)・・・「美術館だより ジェームズ・アンソール《首吊り死体を奪い合う骸骨たち》」生田ゆき
6月26日(日)・・・「美術館だより ジェームズ・アンソール《悲しみの人》」生田ゆき
6月29日(水)・・・「三重県立美術館「ジェームズ・アンソール展」」浅野和生(愛知県教育大学教授)
その他原稿
HILL WIND7号(2005年3月31日発行)
生田ゆき「ジェームズ・アンソール展」
HILL WIND8号(2005年6月8日発行)
生田ゆき「東洋への遠いまなざしージェームズ・アンソール展よりー」
会場風景
第1室
第2室
第3室
第4室
チラシ(表)
チラシ(裏)