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美術館 > 刊行物 > 年報 > 2024年度版 > 年報2024年度版 特集展示 植松永次―土と火

年報2024年度版【特集展示 植松永次 ―土と火】

1.基本情報

2024年7月27日(土)~2024年9月29日(日) 開催日数:55日
入場者数:8,184名(うち有料4,207名)

【会場】三重県立美術館 柳原義達記念館
【主催】三重県立美術館
【助成】公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会

【印刷物デザイン】谷澤陽佑
【担当】髙曽由子、原舞子

2.開催趣旨

 植松永次(うえまつ・えいじ 1949年 兵庫県神戸市生まれ)は三重県伊賀市を拠点に活動する現代美術家。1970年代に既成の美術表現に疑問を感じたことをきっかけに、土を用いた制作を始めた。制作は土をはりつけ、乾かすことから始まったが、のちに窯での焼成、野焼きの手法が加わった。長く「土と火」をテーマに、「できるだけつくらないようにつくる」ことを心がけてきた植松の作品は、近年国内外で高い関心を集めている。
 本展で植松は、柳原義達記念館A室に新作と旧作をあわせたインスタレーションを展開した。壁面三面を空に見立て、新作の陶板によるインスタレーションを展開。B室には20年間にわたって植松の発表の場となった名張・遊器庵の出品作を展示した。
 夏休み期間であることもあり、同時開催の企画展とあわせて若年者の来館が多くみられた。自然との対話を通して制作を試みる植松の作品は、自然豊かな三重県の風土の魅力を再発見させるものともなったと思われる。会期終盤には展示記録冊子も発行し、好評を得た。

  

3.会期中のイベント

アーティスト・トーク
日時:9月15日(日)14時~(40分程度)
場所:柳原義達記念館
参加者数:71名 

4.メディア掲載

・「県立美術館で特別展示 伊賀の現代美術家・植松さん」『伊賀タウン情報 YOU』2024年8月
・髙曽由子「美術館だより 白の乾き」『中日新聞(三重版)』、2024年8月3日
・髙曽由子「美術館だより 森の青空」『中日新聞(三重版)』、2024年8月31日
・宮崎正嗣「自然との対話 土で追究 現代美術家・植松永次さん 津で個展」中日新聞2024年9月6日
・林いづみ「インタビュー 植松永次(特集 現代の陶芸)」『美術手帖』no.1104、2025年1月号
 

展覧会開催時のページ

 

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