年報2016年度版 【丸沼芸術の森の作家たち展】
2016年7月9日(土)-9月25日(日)
【主催】…三重県立美術館、丸沼芸術の森
【担当】…鈴村麻里子、生田ゆき
会場:柳原義達記念館B室
展覧会の概要
埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森は、実業家須崎勝茂により、若いアーティストの支援を目的として1985年に設立された。陶芸を趣味としていた須崎が陶芸作家たちと交流するなかで、制作や作品発表の場を確保することに難渋している若い作家たちの存在を知ったことが契機だった。
須崎は丸沼芸術の森の敷地内に制作の場となるアトリエ、展示室などを設置する他、作家たちの参考となる資料としてベン・シャーン、アンドリュー・ワイエスの作品群をはじめとする国内外の近現代美術作品を収集してきた。
現在、丸沼芸術の森では彫刻・陶芸・版画・絵画など多くの分野の作家たちが制作活動を行う。「丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展」との同時開催となる本展では、丸沼芸術の森で制作活動を行う11名と卒業した3名の作品を紹介した。
「ベン・シャーン展」が一人の作家の素描や版画を主に扱う展示であったのに対し、本展は、制作の場を同じくする、世代も扱う素材も作風も異にする作家たちの、変化に富んだ作品から成る展覧会となった。
会場風景
会期中のイベント
オープニング・ギャラリー・トーク
7月9日(土)14:30-15:15
講師:大竹輝明氏(丸沼芸術の森学芸員)
ベン・シャーン展および丸沼芸術の森の作家たち展について解説。一部の出品作家(川部倫子、儀保克幸、長尾望、堀太一、丸山栄子)も出席。
参加者数:68名
主な放映・放送
NHK
2016.07.27 ニュース内で取材映像を放映