企画展 舟越桂 私の中のスフィンクス
2016年2月9日(火) ~2016年4月10日(日)
開館時間 9:30-17:00(入館は16:30まで) 休館日 毎週月曜日 (ただし、3月21日は開館)、 3月22日(火) 観覧料 一般1,100円(900円)、 学生900円(700円) 高校生以下無料 ( )内は前売り、20名以上の団体料金 「フリオ・ゴンサレス展」とのセット券 一般1,500円 学生1,300円
主な前売り券発売所 チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン-イレブン他
・この料金で常設展示もご覧いただけます。 ・学生の方は生徒手帳、学生証等をご提示ください。 ・障害者手帳等をお持ちの方及び付添いの方1名は観覧無料。 ・家庭の日(2月21日、3月20日)は、団体割引料金となります。 ・交通:近鉄、JR津駅西口から徒歩約10分。ご来館には公共交通機関をご利用ください。
主催:三重県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会 協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜 企画協力:西村画廊
展覧会の概要舟越桂(1951年盛岡市生まれ)は、今日の日本を代表する具象彫刻家であり、その彫刻は内外で高い評価を獲得してきました。 その、大理石の玉眼を使った木彫半身像は、繊細な表情を捉え、静謐で瞑想的な雰囲気を湛えています。それは、なによりもまず、ボディ全体を表現の根幹とする西洋的な規範から距離を置く独自の彫刻の構築でありました。このような肖像性に傑出した舟越の彫刻ですが、一方で、1990年代の半ば頃から、ヤヌスや双頭、山をダブル・イメージさせる体など、異形の姿が頻繁に現れます。舟越は、そこに豊かな意味を包含し、表現の拡充を図りつつ、顔と半身の関係性、全体の統一性といった造形的な課題に取り組んできたのです。 さらに、2003年から本格化する裸体像によって、顔に焦点の当たる従来の表現と、ボディを表現の核とする西洋的な規範の両方を統合する方向に進みはじめた舟越が、その試みを集約的に行ったのが、翌年からの「スフィンクス」シリーズです。同シリーズ以降、その異形性についても統合と関係しながらより大きく展開され、より豊かな世界を開示しつつあります。まさに舟越の円熟を示すものといえるでしょう。 本展覧会では、以上の流れを踏まえた上で、「スフィンクス」シリーズをひとつの核とし、それ以前からの異形の流れを追い、さらに、最新作も加えて、舟越が追究してきた造形の核心とその魅力に迫ります。
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会期中のイベント
連続講座 2016年2月14日(日) 午後2時から
講師:舟越桂氏 演題:「自作について」 会場:美術館講堂 ※往復はがきによる事前申込(定員150名/応募者多数の場合は抽選) <応募者多数のため抽選をおこないます。当選のご連絡は1月15日頃に発送を予定しています。>
ディレクター・トーク〔館長による講演〕2016年3月20日(日)午後2時から
会場:美術館講堂 事前申込み不要
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同時開催
「スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス展」 2016年2月9日(火)-4月10日(日) 柳原義達記念館
「美術館のコレクションⅢ」 2016年2月9日(火)-3月27日(日)2F常設展示室
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