アジアの女性アーティスト展
アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012
アジア16か国・地域、48人の女性アーティストによる日本初の大規模展覧会
2013年4月13日(土)‐6月23日(日)
開館時間=9:30-17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日=月曜日(4月29日と5月6日は開館)、5月7日(火)
観覧料=一般900(700)円/高大生700(500)円/小中生400(300)円
( )内は前売りおよび20名様以上の団体割引料金 *この料金で常設展示もご覧いただけます。
*おもな前売券販売所:チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン-イレブン他 |
|||||||||||||||||||||
[主催] 三重県立美術館、公益財団法人三重県立美術 館協力会、朝日新聞社 [助成] 公益財団法人岡田文化財団 [後援] 三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」 |
|||||||||||||||||||||
展覧会の概要
近年、アジアの女性アーティストを取り巻く状況は急激に変化しています。中国やインドをはじめとするアジア諸国の急速な経済成長や国際政治の場での発言力の増大、ジェンダーに対する意識の高まりを背景に、時代のうねりは女性と社会、アジアと世界との関係に、今までにない構造的な変化をもたらしています。こうした状況下で、アジアの女性アーティストたちは何を感じ、どのような立場から、何を表現しようとしているのでしょうか。本展では、アジアの現代美術が国際的な注目を集める以前の1980年代から今日までの作品を一堂に会し、アジア地域に生まれ、活動し、また海外を拠点にする作家も含めて、女性たちの多方面にわたる関心の有りようや表現の多様性、それらの変遷を丹念にたどります。
本展で紹介するのは48人の作家による約130点にのぼる作品で、この規模で開催されるアジアの女性アーティスト展は日本で初めてとなります。女性特有の問題を意識して作られた作品、歴史や戦争、民族にまで広がる関心を凝縮した作品、また近年の新しい傾向を示す作品など多彩な作品により、「アジア」「女性」「アート」が紡ぎ出す世界を検証し、アジアの女性アーティストの創造的でポジティブな可能性を探ります。
[展示構成]
|
|||||||||||||||||||||
映像作品上映会
[場所] 美術館講堂 [入場無料] いずれも14:00~
|
上映プログラム
A - 96分 | 出光真子 | 《Woman's House》 | 13分40秒 1972年 |
《主婦の一日》 | 9分50秒 1977年 | ||
《アニムス パート2》 | 19分40秒 1982年 | ||
《ざわめきの下で》 | 10分50秒 1985年 | ||
《洋二、どうしたの?》 | 18分 1987年 | ||
《清子の場合》 | 24分20秒 1989年 | ||
B - 71分 | 出光真子 | 《おんなのさくひん》 | 11分 1973年 |
《At Any Place 4》 | 12分30秒 1978年 | ||
《加恵 女の子でしょ!》 | 47分20秒 1996年 | ||
C - 88分 | 琴仙姫[クム・ソニ] | 《獣となりても》 | 18分 2005年 |
《異郷の空》 | 70分 2005年 | ||
D - 98分 | トリン・T. ミンハ | 《夜のうつろい》 | 2004年 |
E - 72分 | ジェーン・ジン・カイスン | 《女と孤児と虎》 | 2010年 |
F - 79分 | ソン・ヒョンスク | 《家は何処に》 | 2002年 |
G - 102分 | ヤスミン・コビール | 《ある解放》 | 38分 2003年 |
グエン・チン・ティ | 《再録画されたテープの編年史》 | 28分 2010年 | |
山城知佳子 | 《オキナワTOURIST》 | 22分 2004年 | |
《あなたの声は私の喉を通った》 | 7分 2009年 | ||
《沈む声、赤い息》 | 7分 2010年 |
アーティストトーク4月13日(土) 14:30~15:30頃
出品作家によるギャラリートークを行います。 [参加予定作家] ユン・ソクナム(韓国)、井上廣子(日本)、阪田清子(日本) *急遽変更となる場合もございます。ご了承ください。
[場所] 企画展示室 *参加は無料ですが、展示室内でのトークとなりますので展覧会チケットが必要です。
|
ワークショップ
|
ギャラリートーク5月12日(日)、6月9日(日) 14:00-15:00 *終了しました。
学芸員が展示室内で作品についてわかりやすく解説します。
[場所] 企画展示室
|
スペシャル・ランチ
会期中、レストラン「ボン・ヴィヴァン」では展覧会にちなんだスペシャル・ランチをご提供します。
|