2010年度コレクション展 物語る美術
2011年2月26日(土)-3月27日(日) 休館日 毎週月曜(3月21日は開館)、3月22日(火)
観覧料 一般 500(400)円 高大生400(300)円 小中生無料
1982年に開館した三重県立美術館は、コレクションの形成を美術館の最も基本的で重要な活動のひとつととらえ、継続的な作品収集活動を行ってきました。その成果は、年間4回の展示替えを行いながら常設展示室において随時公開していますが、今回は当館の充実したコレクションをより広く皆様にご紹介するため、独自のテーマをもとに展覧会を開催いたします。
古くから美術と物語は深く結びつき、神話や聖書、伝承あるいは文学作品などをもとに数多くの美術作品が生み出されてきました。同じ物語をもとにして作られた美術作品でも、時代・地域・作り手によりその表現方法はさまざまです。作品に込められた物語の意味を読み解き、作品による表現の違いや多様性を味わうことは、美術作品を鑑賞する楽しみのひとつといえるでしょう。
また、制作の背景にあるごく個人的な物語-作家自身の体験や想像などにもとづくもの-と出会うこともあります。あるいは、一見そこには特別な物語が隠されているようには見えなくても、鑑賞者である私たちの想像力によって作品から新たな物語を紡ぎだし、自分だけの物語を見つけることもできるかもしれません。
今回のコレクション展では「物語る美術」と題して、古今東西のさまざまなストーリーを私たちに語りかけてくる美術作品を当館のコレクションよりご紹介いたします。
1.描かれた物語Ⅰ -西洋の美術- 2.描かれた物語Ⅱ -日本の美術- 3.画家の織りなす物語 -挿絵・詩の世界- 4.わたしだけの物語 -何を紡ぎだしますか? |
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《アレクサンドリアの聖カタリナ》 1645-50年頃
オディロン・ルドン 《ベアトリーチェ》 1897年
|
フランシスコ・デ・ゴヤ |
ジョルジュ・ルオー |
恩地孝四郎 《『とんぼの目玉』の著者 北原白秋像》 |
曾我蕭白《塞翁飼馬・簫史吹簫図屏風》 1758(宝暦9)年頃
関連イベント
こどもひろば キカクテンを楽しみ隊
日時:3月5日(土)、12日(土) 13:30~(1時間程度)
対象:小学生以下(未就学児は保護者同伴)
定員:20名程度(申込先着順)
参加費無料、事前申込
これまでの「こどもひろば」はこちら。