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美術館 > 刊行物 > 展覧会図録 > 1986 > 島田章三年譜 毛利伊知郎編 島田章三展図録

島田章三年譜

*この年譜は、『島田章三展』図録(メナード美術館1992年)所収の年譜〈村上久美編)をもとに、作家から提供された資料によって、事項の追加増補を行って作成したものである。

1933(昭和8)年
7月24日 島田英之・敏子の三男として神奈川県横須賀市大津町に生まれる。父は浦賀ドックの客船インテリア・デザイナー、母は斎藤茂吉門下の歌人。

1940(昭和15)年 7歳
4月 横須賀市立大津小学校に入学。

1943(昭和18)年10歳
9月 長野市に疎開。

1945(昭和20)年12歳
10月 疎開先から横須賀に戻る。

1946(昭和21)年13歳
4月 横須賀市立馬堀中学校に入学。

1947(昭和22)年14歳
このころから神奈川県内の絵画コンクールに出品、受賞を重ねる。納税ポスター・コンクールでは全国1位を受賞し、大蔵大臣賞の賞金で油絵具一式を購入。また中学校教師佐々木雅人に指導を受ける。その後、画家金沢重治、熊谷九寿に師事。

1949(昭和24)年16歳
4月 神奈川県立横須賀高等学校に入学。美術部に入部。

1952(昭和27)年19歳
3月 神奈川県立横須賀高等学校を卒業。

1954(昭和29)年 21歳
4月 東京芸術大学美術学部油画科に入学。1学年は久保守、2学年は牛島憲之、3学年は山口薫、4学年は伊藤廉にそれぞれ指導を受ける。

東京芸術大学在学中 1956年
東京芸術大学在学中 1956年
《手品師》 1958年
《手品師》 1958年

1957(昭和32)年 24歳
4月  第31回国画会展(東京都美術館)に《ノイローゼ》を初出品し、国画賞を受賞。
12月 福島繁太郎の推薦により、初の個展・島田章三展(フォルム画廊・東京)を開催。《ノイローゼ》《さんげ》などを出品。

1958(昭和33)年 25歳
3月 東京芸術大学美術学部油画科を卒業。卒業制作の《箱舟》は大橋賞を受賞。
4月 同校専攻科に進む。
   第32回国画会展(東京都美術館)に《ひるさがり》(消失)を出品し、国画会会友となる。

1959(昭和34)年 26歳
4月 第33回国画会展(東京都美術館)に《聖者》(消失)を出品。

1960(昭和35)年 27歳
3月 東京芸術大学油画専攻科を修了。
4月 第34回国画会展(東京都美術館)に《メロドラマ》(消失)を出品。

1961(昭和36)年 28歳
4月  第35回国画会展(東京都美術館)に《うしかなし》《とりたのし》を出品し、国画会会員となる。
12月 東京芸術大学時代の同級生田中鮎子と結婚。
    第5回安井賞候補新人展(ブリヂストン美術館・東京)に《うしかなし》《とりたのし》を出品し、入選。

1962(昭和37)年 29歳
4月 第36回国画会展(東京都美術館)に《夜烏の叫び》《捕鳥の嘆き》を出品。
5月 第5回現代日本美術展(東京都美術館 主催=毎日新聞社)のコンクール部門に《牛と人》を出品し、入選。12月 第6回安井賞候補新人展(国立近代美術館・東京)に《夜鳥の叫び》を出品し、入選。

自作の前で 1962年
自作の前で 1962年

1963(昭和38)年 30歳
4月  第37回国画会展(東京都美術館)に《牛后にはばたく》《夜になくとり》を出品。
10月 島田章三個展(10.28~11.9 スルガ台画廊・東京)を開催。《ついばむとり》などを出品。

1964(昭和39)年 31歳
4月  第38回国画会展(東京都美術館)に《巣立ち》を出品。
11月 島田章三油絵個展〈私の好きな画家シリーズ展・第5回〉(11.9~14 サヱグサ画廊・東京)を開催。《巣立ち》《水槽と花》《秋果》などを出品。
12月 第8回安井賞候補新人展(国立近代美術館・東京)に《巣立ち》を出品し、入選。

1965(昭和40)年 32歳
4月 第39回国画会展(東京都美術館)に《花鳥A》《花鳥B》を出品。
9月 島田章三油絵個展(9.11~16 丸栄・名古屋)を開催。《鳥と巣》《秋果静物》などを出品。

1966(昭和41)年 33歳
2月 島田章三展〈日米親善シリーズ10〉(2.11~13 さいか屋・横須賀)を開催。《巣立ち》など全30点を出品。
3月 島田章三個展(3.20~26 ナカムラ画廊・浜松)を開催。《馬と鳥のいる丘》など全18点を出品。
4月 新設の愛知県立芸術大学に常勤講師として赴任するにあたり、愛知郡長久手村に転居。
   第40回国画会展(東京都美術館)に《はこぶね》を出品。
   国画会40年の展望(日本橋三越)に《ノイローゼ》(1957年)が出品される。
9月 第5回中部国展(愛知県美術館)に《母子行》を出品。
10月 島田章三個展(10.1~6 丸栄・名古屋)を開催。《望郷》《母子行》など全25点を出品。

1967(昭和42)年 34歳
1月 島田章三油絵個展(1.23~28 サヱグサ画廊・東京)を開催。《花と桜桃》《母子行》《鳥と話す》などを出品。
   第10回安井賞候補新人展(国立近代美術館・東京)に《はこぶね》を出品し、入選。
4月 第41回国画会展(東京都美術館)に《母と子のスペース》を出品。
6月 朝日新聞名古屋版夕刊連載・福島フミら共著「女子学生」(6.1~7.13全29回)に挿絵を描く。
   三人展〈芝田米三・彼末宏・島田章三〉(6.17~24 ナカムラ画廊・浜松)を開催。《複製のある静物》《花のかたまり》など全5点を出品。
8月 島田章三個展(8.1~7 藤田画廊・神戸)を開催。《朝の客》《あやとり》など油彩・水彩全22点を出品。9月 第6回中部国展(愛知県美術館)に《森(レダ)》《森(食卓)》《森(三美神)》を出品。
10月 島田章三個展(10.14~19 丸栄・名古屋)を開催。《スザンナの部屋》《エウローペ》などを出品。
12月 第11回安井賞候補新人展(東京国立近代美術館)に《母と子のスペース》《エウローペ》を出品し、《母と子のスペース》が第11回安井賞を受賞。

1968(昭和43)年 35歳
1月 第5回島田章三新作油絵個展(1.22~27 サヱグサ画廊・東京)を開催。《森の食卓》など全19点を出品。
3月 油絵三人展〈芝田米三・彼末宏・島田章三〉(3.18~23 サヱグサ画廊)を開催。
4月 第42回国画会展(東京都美術館)に《スザンナの部屋》を出品。
9月 愛知県在外研究員として渡欧。主にパリ・モンマルトルに滞在し、スペインやイタリアなどを廻る。滞欧中、油彩画70点ほどを制作。

1969(昭和44)年 36歳
9月  帰国。愛知県立芸術大学助教授となる。
10月 60人の代表作家展〈中部画壇飾る巨匠と新鋭作家たち〉(名鉄百貨店・名古屋 主催=朝日新聞名古屋本社)に《三美神》(1967年)を出品。

愛知県立芸術大学油画科1期生と 1967年
愛知県立芸術大学油画科1期生と 1967年
《母と子のいおり》 1968年
《母と子のいおり》 1968年

1970(昭和45)年 37歳
1月 島田章三個展〈滞欧作品展〉(1.12~24 サヱグサ画廊・東京、3.21~26 丸栄・名古屋)を開催。《一角獣と女》《孔雀と女》《パリの駅》など全30点を出品。
4月 第44回国画会展(東京都美術館)に《王朝の人々》を出品。
6月 島田章三水彩素描展-滞欧作品に新作を加えて-(6.19~25 朝日書店・一宮市)を開催。
8月 33人の現代作家による自画像展(名古屋フォルム画廊)に《複製のある自画像》(1967年)を出品。
9月 第9回中部国展(愛知県美術館)に《中世》を出品。
10月 第2回島田章三個展(10.26~31 西美会倶楽部・大阪)を開催。《回転木馬》《鳩のいる静物》など全24点を出品。

1971(昭和46)年 38歳
1月 彫塑の石田武至、陶芸の加藤清之との三人展、三昭会展(1.23~28 丸栄・名古屋)を開催。《早春》などを出品。
3月 『カラー版日本文学全集55 石原慎太郎集』(河出書房)の挿絵を担当。
4月 島田章三個展(4.20~25 日本橋高島屋)を開催。《中世》《帆船の港》など全36点を出品。
   第45回国画会展(東京都美術館)に《トロイの眺め》を出品。
6月 第1回中部国際形象展(松坂屋本店・名古屋主催=毎日新聞中部本社)に同人として《よそおい》を出品。1978年まで出品。

1972(昭和47)年 39歳
1月 島田章三新作個展(1.18~29 サヱグサ画廊・東京)を開催。《収穫の時》《採果》など油彩・リトグラフ全18点を出品。
3月 第4回島田章三新作展(3.31~4.9 丸栄・名古屋)を開催。《聖堂と女たち》など油彩・リトグラフ全25点を出品。
春 愛知県青少年公園講堂の鍛帳《躍動》(9×18m)の原画を制作。
4月 第46回国画会展(東京都美術館)に《三姉妹》を出品。
9月 第10回中部国展(愛知県美術館)に《姉妹》を出品。
10月 島田章三版画展(10.8~10 朝日書店・一宮市)を開催。
    画家の歩み展(10.17~29 東京セントラル美術館)に《からすのいる風景》(1954年)《望郷》(1966年)《回転木馬》を出品。
12月 第2回三昭会展(丸栄・名古屋)を開催。《姉妹舟遊》《秋果》などを出品。
この年、『島田章三版画集』(6枚20組)を丸栄・名古屋より刊行。

1973(昭和48)年 40歳
1月 島田章三展(1.16~27 サヱグサ画廊・東京)を開催。《休日の情景》《野辺採花》など全19点を出品。
3月 島田章三の20年展(3.22~4.7 画廊ニシキナゴヤ)を開催。《からすのいる風景》(1954年)から《休日の情景》まで全40点を出品。
4月 第47回国画会展(東京都美術館)に《花嫁のいる横顔》を出品。
6月 島田章三-ミニチュアの世界一展(6.26~28 朝日書店・一宮市)を開催。
9月 第11回中部国展(愛知県美術館)に《愛鳥の日》を出品。
12月 島田章三タイル画展(12.1~7 丸栄スカイル・名古屋)を開催。

 

1974(昭和49)年 41歳
1月 島田章三展(1.21~2.2 サヱグサ画廊・東京)を開催。《家族》《愛鳥の日》《ミシンかけ》など全15点を出品。
2月  '74島田章三展(2.23~28 丸栄スカイル・名古屋)を開催。《家族》《愛鳥の日》など油彩・版画全28点を出品。
4月 愛知県立芸術大学美術学部教授となる。
   第48回国画会展(東京都美術館)に《車と人》を出品。
6月 島田章三ガラス絵展(6.27~29 朝日書店・一宮市)を開催。
9月 第12回中部国展(愛知県美術館)に《二人球技》《習作二人球技A》を出品。
11月 徳島県美術展の審査員を務める。
    島田章三・笠井誠一・吉本弘三人展(11.5~15 ギャラリーさんよう・名古屋)に《夜会にて》などを出品。

《収穫の時》 1972年
《収穫の時》 1972年

1975(昭和50)年 42歳
1月 近代日本の美術(東京国立近代美術館)に《エウローペ》(1967年)が出品される。
4月 第49回国画会展(東京都美術館)に《サンルーム》を出品。
9月 第13回中部国展(愛知県美術館)に《椅子と女》《椅子と女(A)》《椅子と女(B)》を出品。
   銅版画集『voL1-1975』(6枚75組)をギャラリーデコール・東京より刊行。
10月  '75島田章三展(10.25~30 丸栄スカイル・名古屋、11.4~15 サヱグサ画廊・東京)を開催。《スタジオ・セブン》《サンルーム》《二人球技》など全31点を出品。
    石版画集『六葉女人之図』(6枚75組)をギャラリーデコール・東京より刊行。
11月 島田章三版画展(11.4~15 ギャラリーデコール)を開催。
    銅版画集『線で生まれた女たち』(6枚20組)をギャルリーユマニテ・名古屋より刊行。同画廊にて版画展(11.17~28)を開催。
この年、銅版画集『3枚のエッチング』(3枚12組)を朝日書店・一宮市より刊行。

1976(昭和51)年 43歳
4月 第50回国画会展(東京都美術館)に《石庭女人図》を出品。
5月 「現代の人とその生活空間をテーマにした一連の画業と後進の指導育成」により、第29回中日文化賞を受賞。
9月 第15回国際形象展(日本橋三越)に《卓上静物》を出品。1981年第20回まで出品。
   中部読売美術懇話会が設立され、会員となる。
10月 第14回中部国展(愛知県美術館)に《レストランにて》《ジュースを飲む女》《食卓》を出品。

1977(昭和52)年 44歳
3月 第20回安井賞展(西武美術館・東京)に《母と子のスペース》(1967年)が出品される。
   『アート・テクニック・ナウ5 島田章三のパステル画』(河出書房新社)が出版される。
4月 第1回具象現代展(上野松坂屋)に《鳩と女》を出品。1986年第10回まで出品。
   第51回国画会展(東京都美術館)に《カントリー》を出品。
5月 中日文化賞30回記念・受賞作家秀作展(丸栄スカイル・名古屋主催=中日新聞社)に《画集のある静物》(1975年)《ランプと女》を出品。
9月 第15回中部国展(愛知県美術館)に《飾額のある静物》《卓上静物》《静物》を出品。
   銅版画集『PETITE FEMMES』(6枚30組)をギャルリーユマニテ・名古屋より刊行。
10月 島田章三展(10.15~20 丸栄スカイル、10.24~11.5 サヱグサ画廊・東京)を開催。《郊外記》《青色卓上》《レストランにて》など油彩・パステル・水彩・版画全50点を出品。
    銅版画集『女五題』(5枚20組)、銅版画集『かお かたち』(5枚25組)をサヱグサ画廊より刊行。

1978(昭和53)年 45歳
1月 中日新聞連載・潮木守一著『ゆれ動く青年期』(1.10~2.7全20回)に挿絵を描く。
3月 第21回安井賞選考委員を務める。
4月 第52回国画会展(東京都美術館)に《泉にて》を出品。
5月 児童書『家なき子』(暁教育図書)の挿絵を担当。
6月 銅版画集『カントリーシリーズ』5枚30組)をギャラリーデコール・東京より刊行。
7月 島田章三版画集『1972-1978』(7.18~29 サヱグサ画廊・東京、8.5~10 丸栄スカイル・名古屋)を開催。《女顔五題》など全54点を出品。
   リノリウム版画集『女顔五題』(5枚25組)をサヱグサ画廊より刊行。
8月 銅版画集『1978』(5枚20組)を丸栄・名古屋より刊行。
9月 島田章三原画展-家なき子・装画-(あずさ工芸店・一宮市)を開催。
   第16回中部国展(名古屋市博物館)に《笛吹く女》《笛吹く女 ドローイング》《笛吹く女 コラージュ》を出品。
10月 銅版画集『6つの情景』(6枚50組)を名古屋洋画商専門会より刊行。
11月 日本テレビ『美の世界』(30分番組)で、「トライアングルの中から-島田章三」(11.11)、「ある実験・わがイメージの展開-島田章三」(11.18)が放映される。

1979(昭和54)年 46歳
2月 藤田吉香、大沼映夫ら10人の洋画家で明日への具象展を設立し、同人となる。第1回展(日本橋高島屋)に《炎》《波》を出品。1984年まで出品。
4月 第1回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《泉にて》(1978年)が選抜出品される。
   第53回国画会展(東京都美術館)に《みずくむかたち》を出品。
7月 中日新聞夕刊「紙つぶて」に12月まで執筆(月曜日担当)。
9月 第17回中部国展(愛知県美術館)に《とり》《はな》を出品。
   島田章三水彩素描新作展(9.25~30 あずさ工芸店・一宮市)を開催。
11月 第1回中日展(名古屋市博物館 主催=中日新聞社)に《郊外記》を出品。
   銅版画集『4枚のエッチング』(4枚16組)をサヱグサ画廊・東京より刊行。

アトリエで 1979年

アトリエで 1979年
(撮影=高鍬幸示)

1980(昭和55)年 47歳
1月 『島田章三画集』(求能登)が出版される。
   島田章三自選展〈画集発行記念〉(1.26~31 丸栄スカイル・名古屋、2.4~14 和光・東京)を開催。《からすのいる風景》(1954年)から新作《浜》《二人室内》まで全78点を出品。
   第2回明日への具象展(日本橋高島屋)に《キャベツ畑》を出品。
   昭和54年度愛知県芸術文化選奨を受賞。
3月 第2回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《みずくむかたち》(1979年)が選抜出品される。
4月 第54回国画会展(東京都美術館)に《課題制作》を出品。
   《炎》(1979年)ほかの作品により、第3回東郷青児美術館大賞を受賞。
8月 アメリカを旅行。
   東郷青児美術館大賞作家展(東郷青児美術館・東京)に《青色卓上》(1977年)《炎》(1979年)《二人室内》など油彩・素描全11点が出品される。
9月 日本の洋画にみる-回想の裸婦 現代のヌード展(銀座松坂屋 主催=朝日新聞社)に《三美神》(1967年)が出品される。
   第18回中部国展(愛知県美術館)に《ショッピング》《野菜の籠》を出品。
10月 第2回中日展(名古屋市博物館 主催=中日新聞社)に《顔の壁》を出品。
    現代油絵人物画展(日本橋三越)に《壺を持つ女》《皿を洗う》《課題制作》など全6点を出品。
    フジテレビ『テレビ美術館』(30分番組)で「島田章三・かたちびと=イメージの造形」(10.12)が放映される。
11月 アジア現代美術展(福岡市美術館)に《二人室内》が出品される。
    島田章三・版画と油彩展(11.2~7 あずさ工芸店・一宮市)を開催。
    第30回佐賀県美術展審査員を務める。

1981(昭和56)年 48歳
2月 第3回明日への具象展(日本橋高島屋)に《ふたり》を出品。
3月 第3回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《二人室内》(1980年)が選抜出品される。
  《課題制作》(1980年)が昭和55年度(第22回)文化庁買上げ優秀美術作品に決定。
4月 第55回国画会展(東京都美術館)に《ふみきりびと》を出品。
6月 第36回富山県美術展覧会洋画部門の審査員を務める。
10月 島田章三展〈戦後美術35年の歩み・その4-個の結晶へ-〉(10.13~24 東京美術センター)が開催され、《ノイローゼ》(1957年)《望郷》(1966年)《スタジオセブン》(1975年)、新作《ふみきりびと》《博物館》など全12点を出品。
  第19回中部国展(愛知県美術館)に《ギャラリー》《絵と壁と女》を出品。

1982(昭和57)年 49歳
1月 島田章三展〈人間像-その新たなる展開〉(1.30~2.4 丸栄スカイル・名古屋、2.11~15 豊橋丸栄)を開催。《ふみきりびと》(1981年)《ホテルにて》(1981年)《ともしび》など油彩全20点を出品。
   島田章三・もうひとつの個展(1.30~2.10 ギャルリーユマニテ・名古屋)を開催。《顔(コラージュ)》など水彩・コラージュ・ガラス絵・版画・テラコッタ全55点を出品。
2月 第4回明日への具象展(日本橋高島屋)に《ミートショップ》を出品。
   安井賞展第25回展記念企画=歴代安井賞受賞作家による近作特別陳列(池袋西武美術館)に《切通しと切株》を出品。
3月 第4回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《ふみきりびと》(1981年)が選抜出品される。
4月 第56何国画会展(東京都美術館)に《ひかりさすかたち》を出品。
10月 名古屋市昭和区高峯町(現住地)に転居。
11月 第20回中部国展(名古屋市博物館)に《ランプの静物A》《ランプの静物B》《ランプの静物C》を出品。
    現代日本美術の展望-油絵展(富山県立近代美術館)に《泉にて》(1978年)《博物館》(1981年)が出品される。
この年、日伯(ブラジル)美術連盟評議員となる。

1983(昭和58)年 50歳
2月 第5回明日への具象展(丸栄スカイル・名古屋)に《子供の領分》を出品。
3月 第1回上野の森美術館絵画大賞展の審査員となる。
   第6回日伯現代美術展(東京セントラル美術館、5月サンパウロ、6月リオデジャネイロ)に《COFFEE TIME》を出品。
4月 第5回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《ひかりさすかたち》(1982年)が選抜出品される。
   置県100年記念「富山を描く-100人100景」展(富山県立近代美術館)に《メモランダム・トヤマ》を出品。
   第57回国画会展(東京都美術館)に《はなかたちひとかたち》を出品。
6月 ブラジルを訪れる。
9月 1月に死去した恩師伊藤廉の画業をたたえ、新進洋画家の育成を目的とした伊藤廉記念賞を創設。運営委員となる。
   伊藤廉先生を偲ぶ会展(日動画廊・名古屋)を発起人として開催。《扉絵「女」》を出品。
10月 島田章三版画展(10.3~9 サヱグサ画廊・東京)を開催。《ポスターと女》など版画全28点を出品。
    第21回中部国展(愛知県美術館)に《座る女》《座る女のエスキースA》《座る女のエスキースB》を出品。
11月 現代作家220人 裸婦デッサン展(三重県立美術館県民ギャラリー 主催=亀谷美術館)に《鳥と女》を出品。
12月 島田章三の世界展(12.1~1984.2.29 池田20世紀美術館・伊東)が開催され、《吊された魚》(1953年)から《鳥放つ》《はなかたちひとかたち》まで油彩全61点が出品される。

1984(昭和59)年 51歳
1月 画文集『S.SHIMADA ESSAYS&PICTURES』(大日本絵画)を出版。
2月 第6回明日への具象展(丸栄スカイル・名古屋〉に《コーヒーショップ》を出品。
3月 画文集発行記念 島田章三展(3.1~6 丸栄スカイル、3.15~20 豊橋丸栄、4.18~23 岩田屋・福岡、5.24~29 なんば高島屋)を開催。《ランプコレクション》(1983年)《カフェ・ミストラル》など油彩・素描全21点を出品。
   第1回絵のまち尾道四季展(尾道市立美術館)に《初冬尾道大橋》を出品。
4月 現代絵画の20年〈1960~70年代の洋画と新しい「平面」芸術の動向〉(群馬県立近代美術館)に《母と子のスペース》(1967年)が出品される。
   中日新聞連載・石井歓著「私の音楽談義」(4.15~27全7回)に挿絵を描く。
   第58回国画会展(東京都美術館)に《サボテンガーデン》を出品。
6月 第6回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《子供の領分》(1983年)が選抜出品される。
8月 中日新聞連載・桑原幹根著『余生余話』(8.29~1985.5.4全121回)に挿絵を描く。
9月 第22回中部国展(愛知県美術館)に《道》《道 ドロウイングA》《道 ドロウイングB》を出品。
10月 第38回高知県展の審査員を務める。

1985(昭和60)年 52歳
3月 第7回日伯現代美術展(東京セントラル美術館)に《オリンダ回想》を出品。
4月 読売日曜版掲載500回記念「日本の四季」名作展(なんば高島屋 主催=読売新聞大阪本社)に《課題制作》(1980年)が出品される。
   第59回国画会展(東京都美術館)に《受話器を持つ三つのかたち》を出品。
   第1回具象絵画ビエンナーレ(神奈川県立近代美術館・鎌倉他)に《砂上景もしくは夏の鎌倉》を出品。
6月 第7回日本秀作美術展(日本橋高島屋)に《コーヒーショップ》(1984年)を出品。
7月 〈陶画と墨彩〉島田章三展(7.2~9 銀座和光、7.17~23 丸栄スカイル・名古屋、7.31~8.6 豊橋丸栄)を開催。陶画40点・墨彩20点を出品。
10月 大型石版画《室内楽》《三人採花》(各35部)を大月版画展示室・東京より刊行。
    第23回中部国展(名古屋市博物館)に《オリンダ回想》を出品。

1986(昭和61)年 53歳
4月 第60回国画会展(東京都美術館)に《馬と人のはざま》を出品。
   中日新聞連載・桑原幹根著『続・余生余話』4.9~11.26全81回)に挿絵を描く。
5月「かたち」の美を求めて…島田章三展〈第5回・昭和世代の作家たち〉(5.29~6.10 新宿伊勢丹美術館 主催=読売新聞社、6.19~24 松坂屋本店・名古屋、8.28~9.2 さいか屋・横須賀、9.11~16 心斎橋大丸)に《からすのいる風景》1954年から《リオの食卓》まで油彩・素描・版画全97点を出品。
   第8回日本秀作美術展(日本橋高島屋)に《砂上景もしくは夏の鎌倉》(1985年)が選抜出品される。
   『島田章三全版画』(長谷川公之編 美術出版社)を出版。
9月 日本の油絵30人展(パレ・デ・コングレ・パリ 主催=日本美術出版社)に《座る女》を出品。
   第24回中部国展(愛知県美術館)に《休日》を出品。
10月 現代日本美術の動勢-絵画PART1展-(富山県立近代美術館)に《カフェ・ミストラル》(1983年)《コーヒーショップ》(1984年)《白いレストラン》を出品。

1987(昭和62)年 54歳
1月 第2回今日のガラス絵展(浜松市美術館)に《雪の日》《ガーデンパーティ》を出品。
   島田章三原画によるステンドグラス《復活》(2.28×1.42m)が名古屋市守山区小幡北山のカトリック守山教会に取りつけられる。
2月 第30回安井賞選考委員を務める。
4月 第61回国画会展(東京都美術館)に《かたちびと川のほとりに》を出品。
5月 中日文化賞40周年記念 芸術部門受賞作家展(電気文化会館ギャラリー・名古屋 主催=中日新聞社)に《サボテンガーデン》を出品。
   第9回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《馬と人のはざま》(1986年)が選抜出品される。
   第2回具象絵画ビエンナーレ(三重県立美術館他)に《魚の水槽》《手に海老》《港の表情》を出品。
6月 島田章三版画展(6.2~25 一宮市立豊島図書館)を開催。全62点を出品。
7月 島田章三版画点(7.20~8.6 ヨコシンギャラリーくりはま・横須賀)を開催。《ともしび》(1975年)など全69点を出品。
   世界の有名画家10代の作品展(札幌芸術の森 主催=北海道新聞社)に《椿花》(1945年)が出品される。
9月 第25回中部国展(愛知県美術館)に《モンドリアンへの関心》を出品。

1988(昭和63)年 55歳
2月 日本洋画壇の精鋭による現代の人物画展(松坂屋本店・名古屋 主催=中日新聞社)に《サボテンガーデン》《鏡の前の女》を出品。
3月 かたちびと・島田章三展(3.22~31 サヱグサ画廊・東京、4,7~12 丸栄スカイル・名古屋、4.14~19 なんば高島屋)を開催。《夜》《埴輪と人》《歩道橋の眺め》など油彩・素描全19点を出品。
4月 『島田章三かたちびと』(美術出版社)を出版。
   第62回国面会展(東京都美術館)に《体育館視覚図》を出品。
6月 第10回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《かたちびと川のほとりに》(1987年)が選抜出品される。
7月 近代美術にみる人間像展(東京国立近代美術館)に《母と子のスペース》(1967年)が出品される。
9月 第26回中部国展(名古屋市博物館)に《うたう人》を出品。
11月 第43回熊日総合美術展審査員を務める。
    テレビ東京『美に生きる』(15分番組)で「かたちびと、われ-島田章三」(11.5)が放映される。
    かたちびと・島田章三展(11.30~12.5 岩田屋・福岡)を開催。《コーヒーショップ》《体育館視覚図》など油彩・素描全18点を出品。
12月 島田章三滞欧デッサン展(12.9~20 名古屋日動画廊)を開催。1968~69年滞欧当時のデッサン全25点を出品。

1989(平成元)年 56歳
4月 第63回国画会展(東京都美術館)に《鳥からの啓示》を出品。
6月 第11回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《横須賀》(1988年)が選抜出品される。
7月 第3回具象絵画ビエンナーレに《リサイタル》《富士遠望》を出品。
9月 神奈川百景絵画展(銀座三越)に《湘南海浜》を出品。
10月 第27回中部国展(愛知県美術館)に《顔構生〈'89〉》を出品。
    島田章三新作展(10.30~11.5 サヱグサ画廊・東京、11.9~14 丸栄スカイル・名古屋、11.23~28 なんば高島屋)に《山湖周辺景》《桑港紀行》《二人の間に花》など油彩・素描全17点を出品。

1990(平成2)年 57歳
1月 島田章三作品展(1.22~2.3 ハセガワアート・名古屋)を開催。《二人の間に花》など油彩・水彩・素描・版画全13点を出品。
3月 《鳥からの啓示》(1989年)により、第8回宮本三郎記念賞を受賞。
4月 「私が私のスタイルです」展〈大沼映夫・奥谷博・島田章三・宮崎進〉(4.20~5.1 有楽町アート・フォーラム 主催=朝日新聞社、7.20~31 高槻西武、8.2~7 丸栄スカイル・名古屋、9.7~30 笠間日動美術館)に《岬の人々》《波さわぐ日》など全7点を出品。
   愛知県立芸術大学芸術資料館館長に就任。(1992年3月まで)
   静物-近世から現代へ-(静岡県立美術館)に《画集のある静物》(1975年)が出品される。
   第64回国画会展(東京都美術館)に《マイタウン・タカミネ》を出品。
5月 第8回宮本三郎記念賞 島田章三展(5.8~13 日本橋三越 主催=朝日新聞社)が開催され、《吊された魚》(1953年)から《鳥からの啓示》(1989年)までの代表作全60点が出品される。
6月 第12回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《桑港紀行》(1989年)が選抜出品される。
9月 企画展・煙に寄せたメッセージ〈現代著名画家版画集『たばこのある風景』より〉(たばこと塩の博物館・東京)に《スモーキンギャル》を出品。
   三つの啓示 島田章三・野田弘志・宮崎進展(9.17~29 東邦アート・東京)に《花の写生》《ふりむけば運河》《卓上静物》などを出品。
10月 日本洋画再考展(NHKギャラリー・東京 主催=日本放送協会)に《花の鉢》を出品。
    第28回中部国展(愛知県美術館)に《顔構図》を出品。
    「洋画の研究を重ね、幾多の秀作を表し、後進の指導育成に努めた」ことにより、愛知県文化功労賞を受賞。
11月 ピカソと日本-徳島県立近代美術館開館記念展(徳島県立近代美術館)に《三楽士》(1983年)《はなかたちひとかたち》(1983年)《受話器を持つ三つのかたち》(1985年)が出品される。
この年、名古屋市都市景観賞選考委員を務める。

第8回宮本三郎記念賞受賞式 1990年
第8回宮本三郎記念賞受賞式 1990年

1991(平成3)年 58歳
2月 島田章三展〈日常に遍在するフォルム〉(2.20~3.11 池袋西武アート・フォーラム)を開催。1980年代の代表作と近作《渡さわぐ日》《池畔散策》《客が来る日》など全35点を出品。
3月 島田章三新作展(3.18~4.6 ハセガワアート・名古屋)を開催。《客が来る日》など全7点を出品。
4月 第65回国画会展(東京都美術館)に《立体を持つ人》を出品。
5月 現代の視覚'91展(有楽町アート・フォーラム)を発足。同人として《鳥の声》を出品。
   現代日本絵画展 北京・故宮博物院、東京巡回展(故宮博物院・北京、日本橋三越)に《公園》を出品。
6月 第13回日本秀作美術展(日本橋高島屋 主催=読売新聞社)に《マイタウンタカミネ》(1990年)が選抜出品される。
   第6回現美展に《蘭の花鉢》を出品。
9月 現代日本洋画・ニューウェーブ展〈ジャパン・アート・フェスティバル〉(バービカンセンター・ロンドン)に《港の表情》《立体を持つ人》を出品。
10月 第29回中部国展(名古屋市博物館)に《白い机》を出品。
    第22回日動展(10.8~21 日動画廊・東京)に《公園》を出品。
12月 第23回潮音会展(12.16~26 フジヰ画廊・東京)に《花座像》を出品。
    日本洋画商協同組合1991年展(12.16~20 洋協ホール・東京)に《蘭の花鉢》を出品。

1992(平成4)年 59歳
1月 南洋の眼・現代の絵画展(日本橋三越)に《金魚鉢》を出品。
3月 第1回国際アートフェア・NICAF YOKOHAMA’92(パシフィコ横浜展示ホール)に《池畔散策》(1991年)《コンポジションA》《コンポジションB》を出品。
   大沼映夫・島田章三・宮崎進三人展(3.23~4.11 ハセガワアート・名古屋)に《コンポジションA》など油彩全3点を出品。
   愛知県立芸術大学美術学部教授を退官。
4月 第66回国画会展(東京都美術館)に《ガラス器と人》を出品。
   第2回「私が私のスタイルです」展(有楽町アート・フォーラム)に《ロビーにある二つの椅子》《三河湾うさぎ島》など全6点を出品。
5月 島田章三展(5.27~7.12 メナード美術館・小牧)が開催され、《自転車屋》(1956年)から《池畔散策》(1991年)まで油彩・水彩・素描全87点が出品される。
   名古屋画廊創業50周年 現代の洋画展(5.8~6.3 名古屋画廊)に《池畔にて》を出品。
6月 6月のサロン(6.1~13 東邦アート)に出品。
   第7回現美展に《花の鉢》を出品。
   安田火災東郷青児美術館大賞15周年 歴代作家展(6.20~7.26 安田火災東郷青児美術館)に《港の表情》《富士遠望》《岬にて》《立体をもつひと》を出品。
7月 日本洋画再考展(7.10~8.5 東京都庭園美術館他)に《金魚鉢》を出品。
   創業50周年記念 水彩・デッサン新作展(7.15~29 名古屋画廊)に《池畔にて》を出品。
9月 デッサン・フォーラム 今日の素描展(9.17~28 有楽町アート・フォーラム)に《人と花ありて》を出品。
11月 愛知芸術文化センター開館記念展〈東海の作家たち〉に《卓上硝子器》を出品。
12月 第23回潮音会展(12.15~25 フジヰ画廊・東京)に《果実の籠》を出品。
    回顧17年 50の美の世界展(12.1~1993.2.28 池田20世紀美術館・伊東)に《新幹線》を出品。
    日本洋画商協同組合1992年展(12.21~25 洋協アートホール・東京)に《花を抱く》を出品。

1993(平成5)年 60歳
2月 1993両洋の眼・現代の絵画展(2.2~7 日本橋三越他)に《採果》を出品。
   20世紀愛知の美術(2.19~3.21 愛知県美術館)に《石庭女人図》を出品。
3月 第2回国際コンテンポラリーアートフェア(3.19~23 パシフィコ横浜)でハセガワアートのブースに《植物園(A)》を出品。
4月 第67回国画会展(東京都美術館)に《卓上点在器物》を出品。
5月 薔薇画廊開廊30周年記念「作家と薔薇」展(5.13~25 薔薇画廊・東京)に出品。
   島田章三展(5.29~6.14 横須賀市はまゆう会館)開催。
6月 第15回日本秀作美術展(6.10~22 日本橋高島屋他)に《三河湾うさぎ島》を出品。
7月 現代の視覚'93展(7.3~25 笠間日動美術館)に《流れのかたち》を出品。
   油井一二氏を偲ぶ現代作家秀作展(7.10~9.12 佐久市立近代美術館)に《花座像》を出品。
   '93現代洋画選抜展(7.15~20 松坂屋本店・名古屋)に《花座像》を出品。
9月 次世紀への憧憬-21世紀への証言〈9.27~10.3 東京セントラルアネックス)に《しょくぶつえん(三部作)》を出品。
   第2回碧南市収蔵美術作品展(9.30~10.3 碧南市文化会館)で《池畔散策》などを展示。
   内外洋画秀作展(9.28~10.15 名古屋日動画廊)に出品。
10月 紺綬褒章を受ける。
    島田章三展(10.7~16 サヱグサ画廊・東京、12.8~14 なんば高島屋)開催。
    大和思考 想いがフォルムになる時(10.16~28 近鉄アート館)に《海を聞くそして昼顔》など出品。
    第24回日動展(10.7~20 日動画廊・東京)に《花をいける》を出品。
    第31回中部国展(10.19~24 愛知県美術館ギャラリー)に《山と湖の在り方》を出品。
    愛知県美術館所蔵作品展 1993年度第3期(10.29~1994.1.16)に《石庭女人図》(1976年)展示。
    CBCテレビ『文化と人』(10.9)に出演。
    NHK総合テレビ『土曜美の朝』「立ち上がる立体 島田章三」(10.30)に出演。
11月 第26回東海テレビ文化賞を受賞。
12月 日本洋画商協同組合1993年展(12.20~24 洋協アートホール・東京)に《花のある部屋》を出品。

1994(平成6)年 61歳
1月 第3回花展(1.6~17 日動画廊・東京)に出品。
   第16回昭彩会展(1.17~29 昭和画廊・東京)に出品。
2月 '94 AICHI ベストドレッサー・セレクションを受賞。
   対話する面と実在展(2.9~17 名古屋日動画廊)に出品。
3月 第25回潮音会展(3.22~4.3 フジヰ画廊・東京〉に《花のある部屋》を出品。
   第3回国際コンテンポラリーアートフェア(3.18~22 パシフィコ横浜)のハセガワアートのブースで大沼映夫・島田章三・宮崎進三人展開催。
   戦後美術の分水嶺 その1「出口」(3.28~4.5 洋協アートホール・東京)に出品。
   日本橋会展’94 PARTⅠ(3.29~4.6 オンワードギャラリー日本橋)に出品。
   第18回樹要会展(3.29~4.8 日動画廊・東京)に出品。
4月 第68回国画会展(東京都美術館)に《人と蜘蛛のかたち》を出品。
   国画会会員20人展(4.21~5.10 ギャルリーEMORI)に出品。
   第9回現美展(4.25~26 東京美術倶楽部他)に出品。
5月 彩光会展(5.31~6.6 相模屋美術店・東京)に出品。
6月 第16回日本秀作美術展(6.9~21 日本橋高島屋他)に《橋下蓮華》を出品。
   第31回太陽展(6.10~22 日動画廊・東京)に《花をいける》を出品。
   愛知県美術館所蔵作品展 1994年度第2期(6.10~9.18)に《植物園〈B)》展示。
   第9回現美展(東京美術倶楽部)に出品。
   第2回湛々会展(6.16~25 三溪洞画廊・東京)に出品。
   所蔵企画展Ⅱ〈風景画〉自然との出会い(6.29~8.21 メナード美術館)に《灯台の在り方》を出品。
7月 メイドインベニス展(7.22~30 日動画廊)に出品。
8月 「’94 私が私のスタイルです」展(8.4~11 丸栄スカイル・名古屋、8.31~9.12 有楽町アート・フォーラム)に《人と植物のようす》など6点を出品。
9月 第15回’80年会展(9.1~10 フクダ画廊)に出品。
   豊悠会展(9.28~10.4 豊橋丸栄他)に出品。
10月 PRIMERA BIENAL INTERNACIONAL  DE  ACUARELA (MUSEO NACIONAL DE LA ACUARELA MEXICO,D.F.)に《名古屋港》を出品。
    第32回中部国展(10.4~10 名古屋市博物館)に《卓上の魚など》を出品。
    「大輪会」洋画展(10.5~10 東急本店)に出品。
    作者たちの独白展(10.12~21 名古庭日動画廊)に出品。
    第20回美術学部教員展(10.15~21 愛知県立芸術大学芸術資料館)に出品。
    所蔵企画展Ⅲ〈静物画〉ものとの対話(10.25~12.28メナード美術館)に《卓上静物》を出品。
    連山会油絵展(10.25~31 日本橋三越)に出品。
11月 島田章三展(11.24~12.2 日動画廊・東京)開催。

1995(平成7)年 62歳
1月 第4回花展(1.6~17 日動画廊・東京)に出品。
   日本洋画商組合’95年展〈洋協アートホール・東京)に出品。
   大沼映夫/島田章三/宮崎進三人展(1.21~2.12 ハセガワアート・名古屋〉開催。
   雑誌『婦人之友』の表紙絵を担当(12月まで)。
3月 第26回潮音会展(3.7~17 フジヰ画廊・東京)に出品。
   第4回国際コンテンポラリーアートフェスティバル(3、18~22 パシフィコ横浜)のハセガワアートのブースで大沼映夫・島田章三・宮崎進三人展開催。
   島田章三展(3.11~23 名古屋日動画廊)開催。
4月 第69回国画会展(東京都美術館)に《鳥たちのエリア》を出品。
   第32回太陽展(4.14~25 日動画廊・東京)に《べニス小景》を出品。
   国画会会員20人展(4.21~5.9 ギャルリーEMORI)に出品。
   洋画の展望-具象表現を中心に(4.28~5.28 福井県立美術館)に《はなかたち ひとかたち》など出品。
   特集 大沼映夫と島田章三(4.25~6.25 メナード美術館)開催。
   第10回現美展(4.25~26 東京美術倶楽部他)に出品。
5月 SANTO'95展(5.17~23 丸栄スカイル・名古屋)に出品。
   第19回樹要展(5.12~22 日動画廊・東京)に出品。
   美術作家による阪神大震災復興支援「100人展」チャリティーオークション(5.26~29 なんば高島屋)に《バラー輪》を出品。
   彩光会展(5.30~6.5 相模屋美術店・東京)に出品。
6月 国画会絵画部30人展(6.1~7 近鉄阿倍野店)に出品。
   第17回日本秀作美術展(6.9~20 日本橋高島屋他)に《夏》を出品。
   第10回現美展(東京美術倶楽部)に出品。
   輝光会展(6.8~13 丸栄スカイル他)に出品。
   第3回湛々会展(6.15~24 三溪洞画廊・東京)に出品。
7月 第18回彩鳳会展(7.5~15 彩鳳堂画廊・東京)に出品。
8月 30周年記念関西国展(8.16~24 京都市美術館)に《鳥たちのエリア》を出品。
   現代人気作家ドローイング展(8.29~9.11 新宿三越)に出品。
9月 IMA「絵画の今日」展(9.1~13 三越美術館)に出品。
   島田章三展(9.7~12 さいか屋横須賀)開催。
   第26回発翠会展(9.7~16 春風洞画廊・東京)に出品。
   第1回三重の画家たち展(9.10~10.30 志摩MUSEUM)に《ローランスのように》(1992年)を特別出品。
   現代美術の手法[1]コラージュ(9.15~10.22 練馬区立美術館)に《植物園(B)》(1993年作)出品。
   第7回爽雲会油絵展(9.19~29 サカモト画廊・東京)に出品。
10月 愛知県美術館所蔵作品展 1995年度第4期(10.27~’96.4.14)に《石庭女人図》(1976年)出品。
    第26回日動展(10.1~17 日動画廊・東京)に《人と秋果》を出品。
    第33回中部国展(10.17~22 愛知県美術館ギャラリー)に《噴水と人たち》を出品。
    ブランシェット・ロックフェラー奨学基金募金オークション展(10.28~30 三越美術館)に《休息》を出品。
    愛知県立芸術大学創立30周年記念展(10.31~11.5 愛知県美術館ギャラリー)に《今日はパーティ》(1992年)を出品。
11月 第47回宮日総合美術展(11.3~19 宮崎県総合博物館)絵画部門審査員を務める。
    第1回翔西会展(11.2~14 郡山西武他)に出品。
    愛知県美術館に《人と植物のようす》(1994年)収蔵。

1996(平成8)年 63歳
1月 1996年日本洋画商協同組合展(1.8~11 洋協アートホール・東京)に《花をいける》を出品。
   第5回花展(1.8~19 日動画廊・東京)に出品。
3月 第27回潮音会展(フジヰ画廊・東京)に《人と花》を出品。
   四季の女たち展(3.13~4.7 ナビオ美術館・大阪)に出品。
4月 愛知県立芸術大学名誉教授となる。
   第70回国画会展(東京都美術館)に《いつもの広場で》を出品。
   名古屋市美術館常設展(4.2~6.9)に《山と湖の在り方》(1993年)展示。
   日本橋会展’96 PART1(4.2~10 オンワードギャラリー日本橋)に出品。
   第33回太陽展(4.4~16 日動画廊・東京)に《花をいける》を出品。
   新入学生のための現代の日本画と洋画(4.10~25 東京藝術大学藝術資料館)に《二人球技》(1974年)展示。
   12作家12展(4.17~27 神田画廊)に出品。
   愛知県美術館所蔵作品展 1996年度第1期(4.19~5.26)に《石庭女人図》(1976年)展示。
   国画会会員20人展(4.20~5.4 ギャルリーEMORI)に出品。
   第11回現美展(4.25~26 東京美術倶楽部)に出品。
5月 国画会会員リレ・[講演会「三人三様*私の世界」(東京都美術館)で講演。
   SANTO’96展(5.9~15 丸栄スカイル・名古屋)に出品。
   第20回樹要会展(5.10~20 日動画廊・東京)に出品。
   国画会絵画部会員30人展(5.24~29 近鉄阿倍野店)に出品。
   第51回(新潟)県展で版画部門審査員を務める。
6月 第8回輝光会(洋画)展(6.6~12 丸栄スカイル)に出品。
   第18回日本秀作美術展(6.10~22 日本橋高島屋他)に《噴水と人たち》を出品。
   第4回湛々会展(6.12~22 三溪洞画廊・東京)に出品。
7月 第19回彩鳳会展(7.4~13 彩鳳堂画廊・東京)に出品。
9月 第1回秋嶺会展(9.10~21 春風洞画廊・東京)に出品。
   陶・描・彫展(9、20~25 名古屋国際会議場)に出品。
   第8回爽雲会油絵展(9.20~30 サカモト画廊・東京)に出品。
10月 第34回中部国展(10.15~20 愛知県美術館ギャラリー)に《噴水と人たち》を出品。
    国展70回記念 島田章三展(10.23~11.2 サヱグサ画廊・東京、12.2~20 ハセガワアート・名古屋)開催。
    第48回宮日総合美術展(11.16~12.1 宮崎県立美術館)絵画部門審査員を務める。
    第2回翔西会展(前橋西武)に出品。
12月 島田章三展(12.2~20 ハセガワアート・名古屋)開催。

1997(平成9)年 64歳
1月 第6回花展(1.6~16 日動画廊・東京)に出品。
   箱・その宇宙展 BOX-ITS COSMOS(1.16~2.1 ギャルリーユマニテ東京)に出品。
   日本洋画商協同組合1997年展(1.20~24 洋協アートホール・東京)に《バラをいける》を出品。
3月 第5回国際コンテンポラリーアートフェスティバル(3.27~4.1 東京国際展示場)のハセガワアートのブースで大沼映夫・島田章三・宮崎進三人展開催され、《莱もつ人》(1996年)展示。
4月 第71回国画会展(東京都美術館)に《はなぞのめぐり》を出品。
   日本橋会展’97(4.1~5.16 オンワードギャラリー日本橋)に出品。
   第3回12作家12展(4.7~19 神田画廊)に出品。
   郷土の美人画考(4.12~5.18 名古屋市美術館)に《貝がらと女》(1978年)展示。
5月 国画会会員リレー講演会「三人三様*私の世界」(国画会主催)で講演。
6月 第19回日本秀作美術展(6.5~17 日本橋高島屋他)に《花園にひとり》を出品。
   IMA「絵画の今日」展1997(6.10~22 三越美術館)に《灯台島眺望景》を出品、会場にてギャラリー・トーク。
   IMA「絵画の今日」展出品作家によるドローイング展(6.10~23 新宿三越)に出品。
   第5回湛々会展(6.12~21 三溪洞画廊・東京)に出品。
   ’97現代作家美術展(東京美術倶楽部)に出品。
7月 第21回樹要会展(7.8~17 日動画廊・東京)に出品。
8月 現代作家ドローイング・小品展(8.26~9.1 大阪三越)に出品。
9月 開館十周年記念 所蔵名作展Ⅰ現代日本の美術(9.26~11.9 メナード美術館)に《人と噴水》など展示。会期中、小牧市文化福祉会館で田渕俊夫、鈴木五郎と鼎談を行う。
   第2回秋嶺会展(9.11~20 春風洞画廊・東京)に出品。
   第9回爽雲会油絵展(9.18~27 サカモト画廊・東京)に出品。
10月 愛知県知事表彰を受ける。
    織田廣喜・島田章三二人展(10.13~18 四季彩舎)開催。
    第3回翔西会展(郡山西武)に出品。
    第35回中部国展(10.21~26 名古屋市博物館)に《灯台眺望景》を出品。
12月 描くはご板展(12.17~1998.1.7 エスパシオ紀伊國屋)に出品。

1998(平成10)年 65歳
1月 第7回花展(1.6~16 日動画廊・東京)に出品。
   32人の小さな絵(1.8~17 みゆき画廊・東京)に出品。
   「文化財赤十字」活動協賛 新春チャリティー絵画展(1.13~1.18 日本橋三越)に出品。
2月 両洋の眼-現代の絵画展(2.3~8 日本橋三越)に《車で日の出をみる》を出品。
3月 花、季節との語らい展’98(3.2~11 名古屋画廊)に出品。
4月 第72回国画会展(東京都美術館)に《駅の人たち》を出品。
   大沼映夫・島田章三・宮崎進三人展(4.7~26 ハセガワアート・名古屋)に出品。
   第12回現美展(4.25~26 東京美術倶楽部)に出品。
6月 第20回日本秀作美術展(6.4~16 日本橋高島屋)に《灯台島眺望景》を出品。
   IMA「絵画の今日」展1998(6.10~22 三越美術館)に《灯台島眺望景》を出品、会場にてギャラリー・トーク
   所蔵企画展 フランスと美術(6.23~9.6 メナード美術館)に《ホテルベッケルにて》など9点が展示される。
   ’97現代洋画選抜展(6.26~7.2 松坂屋)に出品。
7月 第20回彩鳳会展(7.3~12 彩鳳堂画廊・東京)に出品。
8月 内外秀作版画展(8.20~27 名古屋画廊)に出品。
10月 田渕俊夫・島田章三・鈴木蔵三人展(10.8~21 丸栄スカイル・名古屋)に《室内景》他を出品。
    第36回中部国展(10.13~18 愛知県美術館ギャラリー)に《秋色湖畔景》を出品。
11月 現代の精鋭作家たち展(11.6~17 松坂屋美術館・名古屋)に《かたちびと’98》を出品。


毛利伊知郎編(三重県立美術館)

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