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美術館 > 刊行物 > 展覧会図録 > 1987 > 用語解説/シュルレアリスム 大原美術館所蔵品展-20世紀・世界の美術-図録

シュルレアリスム (Surre'alisme)

ダダによる否定の後,自動記述(オートマティスム)を軸に現実を変革,〈至高点〉を現出せしめんとした思想・文学・芸術運動。パリ・ダダのメンバーであったアンドレ・ブルトンの『第一宣言』(1924)に始まる。フロイトが発見した意識下の非合理性が重視された。元来が文学者の運動であったので,美術の分野での一致した様式というものはなく,デ・キリコ(no.2)らの形而上絵画を先駆として,ミロ(no.7,12)のような記号化された抽象的なものから,ダリのだまし(トロンプ・ルイユ)絵的な描写にまで及んでいる。他にエルンスト タンギー,マグリットなどが代表的な美術家。戦前は抽象美術とともに美術界を二分し,戦後は抽象表現主義の成立に大きな影響を与えた。

合体版インデックス 穴だらけの用語解説集

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