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美術館 > 刊行物 > 展覧会図録 > 1992 > ごあいさつ 三重の美術風土を探る2 第2部・その後の蕭白と周辺展図録

ごあいさつ

曾我蕭白(1730~81)は、その特異な作風で近年非常に高い評価を得ています。松阪市を中心とする三重県内には優れた出来栄えを示す蕭白の作品が多く残されており、その意味から、蕭白を語るうえで忘れることのできない地域ということができます。

このようなゆかりから、三重県立美術館では、1987年に開館5周年を記念して「曾我蕭白展」を開催しました。この展覧会は、蕭白の展覧会としてははじめての大規模なものであり、国内に残る主要作品をほぼ網羅した内容のものでした。

その後5年が経過しましたが、当館ではその間にも蕭白画の調査を継続的に行なって参りました。今回の展覧会では、この調査によって新たに知られるようになった作品を中心に展観します。

最後に、本展開催にあたりまして貴重な作品をご出品いただきました美術館、博物館、ご所蔵家の皆様、ご協力をたまわりました関係各位に厚くお礼申し上げます。

1992年10月 

三重県立美術館
館 長 陰里鐵郎

(財)岡田文化財団

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