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美術館 > 展覧会のご案内 > 常設展(美術館のコレクション) > 1986 > 常設展示1986年度第4期(1986.12-1987.3)

常設展示1986年度【第4期展示】 1986年12月16日(火)~1987年3月29日(日)

第1室 日本近代の洋画と素描

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
川村 清雄 (1852-1934) ヴェネチア風景 1880頃 紙・油彩
浅井  忠 (1856-1907) 小丹波村 1893 キャンバス・油彩
中村 不折 (1866-1943) 裸婦立像 1903頃 キャンバス・油彩
鹿子木 孟郎 (1874-1941) 狐のショールをまとえる婦人 1902 キャンバス・油彩
鹿子木 孟郎 (1874-1941) 京洛落葉 1904 キャンバス・油彩
満谷 国五郎 (1874-1936) 裸婦 1900頃 キャンバス・油彩
黒田 清輝 (1866-1926) 雪景 1919 板・油彩
久米 桂一郎 (1866-1934) 秋景下図 1895 キャンバス・油彩
岡田 三郎助 (1869-1939) 岡部次郎像 1898 キャンバス・油彩
藤島 武二 (1867-1943) セーヌ河畔 1906-7 キャンバス・油彩
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦 1906頃 キャンバス・油彩
藤島 武二 (1867-1943) 朝鮮風景 1913 キャンバス・油彩
長原 孝太郎 (1864-1930) 自画像 1900 キャンバス・油彩
和田 英作 (1874-1959) 富士 1909 キャンバス・油彩
青木  繁 (1882-1911) 1904 キャンバス・油彩
青木  繁 (1882-1911) 自画像 1905 紙・油彩
安井 曽太郎 (1888-1955) 裸婦 1910頃 キャンバス・油彩
梅原 龍三郎 (1888-1986) 林檎畑ブルターニュ風景   キャンバス・油彩
斎藤 豊作 (1880-1951) 風景   キャンバス・油彩
萬  鉄五郎 (1885-1927) 木の間よりの風景 1918 キャンバス・油彩
岸田 劉生 (1891-1929) 麦二三寸 1920 キャンバス・油彩
岸田 劉生 (1891-1929) 毛糸肩掛を着けた麗子 1920 キャンバス・油彩
木村 荘八 (1893-1958) 戯画ダンスホール   キャンバス・油彩
中村  彝 (1887-1924) 静物 1919頃 キャンバス・油彩
中村  彝 (1887-1924) 婦人像 1922頃 キャンバス・油彩
村山 槐多 (1896-1919) 自画像 1914頃 キャンバス・油彩
牧野 虎雄 (1890-1946) 梧桐 1923 キャンバス・油彩
小出 楢重 (1887-1930) 裸女立像 1925 キャンバス・油彩
清水 登之 (1887-1945) ロシアダンス 1925 キャンバス・油彩
佐伯 祐三 (1887-1928) 新橋風景 1926 キャンバス・油彩
佐伯 祐三 (1887-1928) サンタンヌ教会 1928 キャンバス・油彩
鹿子木 孟郎 (1874-1941) 倶録喜(画帖)39葉   紙・鉛筆
鹿子木 孟郎 (1874-1941) 外国風景   紙・パステル
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦   紙・木炭
長原 孝太郎 (1864-1930) 雨降り   紙・水彩
長原 孝太郎 (1864-1930) 店先 1889 紙・水彩
長原 孝太郎 (1864-1930) 牛肉屋の二階 1892 紙・水彩
長原 孝太郎 (1864-1930) 紡糸 1892 紙・水彩
長原 孝太郎 (1864-1930) 焼芋屋 1896頃 紙・水彩
萬  鉄五郎 (1885-1927) 茅ヶ崎風景 1924 紙・コンテ
岸田 劉生 (1891-1929) 自画像 1917 紙・コンテ
岸田 劉生 (1891-1929) 照子素画 1919 紙・水彩
中村  彝 (1887-1924) 自画像   紙・木炭
村山 槐多 (1896-1919) 信州風景 1917頃 紙・木炭
関根 正二 (1899-1919) 群像 1916 紙・木炭
関根 正二 (1899-1919) 自画像 1918 紙・インク
靉  光 (1907-1946) 1937 紙・墨
麻生 三郎 (1913-   ) 荒川B 1954 紙・コンテ
麻生 三郎 (1913-   ) 大崎駅付近 1959 紙・インク

第1室 橋本平八と近代彫刻

1897年、伊勢市朝熊に生まれた橋本平八は23歳で上京、佐藤朝山に師事し日本美術院に、エジプト彫刻や神道彫刻・仏教彫刻さらには円空仏などの研究を基礎に、独自の精神性を持つ個性的な木彫作品を発表したが、39歳で早逝した。その作品群は近代彫刻における特異な成果として高い評価を受けている。戸張孤雁・中原悌二郎はいずれもロダンに傾倒し、平八と同じく日本美術院展で活躍した。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
橋本 平八 (1897-1935) 1922
橋本 平八 (1897-1935) 馬鳴尊者 1925
橋本 平八 (1897-1935) 弁財天 1927
橋本 平八 (1897-1935) 石に就いて 1928
橋本 平八 (1897-1935) 老子 1932
橋本 平八 (1897-1935) 弱法師 1934
橋本 平八 (1897-1935) 俳聖一茶 1935
戸張 孤雁 (1882-1927) トルソ 1914 ブロンズ
戸張 孤雁 (1882-1927) 虚無 1920 ブロンズ
中原 悌二郎 (1888-1921) 石井鶴三氏像 1916 ブロンズ
中原 悌二郎 (1888-1921) 若きカフカス人 1919 ブロンズ

第2室 戦後の具像絵画

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
安井 曽太郎 (1888-1955) 静物 1950頃 キャンバス・油彩
坂本 繁二郎 (1882-1968) トマト馬鈴薯など 1957 キャンバス・油彩
岡  鹿之助 (1898-1978) 積雪 1953 キャンバス・油彩
荻須 高徳 (1901-1986) アンジュ河岸・パリ   キャンバス・油彩
麻生 三郎 (1913-   ) 母子のいる風景 1954 キャンバス・油彩
脇田  和 (1908-   ) 鳥と横臥する裸婦 1955 キャンバス・油彩
中谷  泰 (1909-   ) 煤煙 1957 キャンバス・油彩

第2室 20世紀西欧絵画と版画

第1次世界大戦と第2次世界大戦とにはさまれた期間のパリには世界各地から芸術家が集まり華々しくも哀しい芸術の宴を繰り広げた。ポーランド生まれのキスリング、ロシアからはシャガール、日本からも藤田嗣治をはじめとして多くの画家がこの芸術の都に集った。この様式的には異なるがこの期にパリを生きた画家たちを総称してエコール・ド・パリと呼んでいる。パリの街の憂愁を描いたユトリロもその代表的な画家である。広義にはスペイン生まれのピカソなどもその中に含まれよう。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
オディロン・ルドン (1840-1916) アレゴリー 1905 キャンバス・油彩
藤田  嗣治 (1886-1968) ラマと四人の人物 1933 紙・水彩
ジョルジュ・ルオー (1871-1958) 十字架上のキリスト c.1933 キャンバス・油彩
ジョルジュ・ブラック (1882-1963) 裸婦   キャンバス・油彩
モーリス・ド・ヴラマンク (1876-1958) 風景   キャンバス・油彩
ラウル・デュフィ (1877-1953) ヌード   キャンバス・油彩
モイーズ・キスリング (1891-1953) 庭園の裸婦   キャンバス・油彩
モーリス・ユトリロ (1883-1955) 風景   キャンバス・油彩
パブロ・ピカソ (1881-1973) 女の顔   陶版画
マルク・シャガール (1889-1985) 1956/62 キャンバス・油彩
ジョアン・ミロ (1893-1983) 女と鳥 1968 キャンバス・油彩
長谷川  潔 (1891-1980) 版画集ポートレート 1963 銅版画
木下  富雄 (1923-   ) 空(習作) 1976 木版画
木下  富雄 (1923-   ) FACE(丸と角) 1982 木版画

第3室 近代の日本画

岡倉天心の指導のもと横山大観、菱田春草ら明治中期における日本美術院のメンバ-による日本画革新運動はおおくの非難を浴びながらも若い日本画家の支持をうけ、天心没後の大正3年に発足した再興日本美術院では、小林音徑・安田靫彦など院展の第2世代が登場、琳派など伝統に立脚した新古典派とも言うべき作風を展開した。昭和前期のモダニズムの風潮は日本画の世界にも及ぶが、中村岳陵の〈都会女性職譜〉はこうしたものの代表的作例と言えよう。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
竹内 栖鳳 (1864-1942) 虎・獅子図 1901 紙本墨画淡彩
小林 古径 (1883-1957) 旅路 1915頃 紙本著色
小林 古径 (1883-1957) 麦秋 1915頃 紙本著色
鏑木 清方 (1878-1972) 春の光 1917頃 紙本著色
宇田 荻邨 (1896-1980) 木陰 1922 絹本著色
伊東 深水 (1898-1972) 湯気 1924 紙本著色
岸田 劉生 (1891-1929) 冬瓜茄子之図 1926 絹本著色
平福 百穂 (1877-1933) 太公望図 1927 紙本墨画
安田 靫彦 (1884-1978) 小倉の山 1930 絹本著色
速水 御舟 (1894-1935) 1930頃 紙本著色
速水 御舟 (1894-1935) 花の傍下絵 1932 紙本著色
小川 芋銭 (1868-1938) 水郷十二橋 1933 紙本淡彩
中村 岳陵 (1890-1969) 都会女性職譜(7点)
チンドンヤ
エレベーターガール
看護婦
女給
奇術師
女店員
レビューガール
1933 紙本著色
横山 大観 (1868-1958) 満ちくる朝潮 1952 紙本著色
宇田 荻邨 (1896-1980) 祇園の雨 1953 絹本著色
工藤 甲人 (1915-   ) 広野の鴉 1962 紙本著色
嶋谷 自然 (1912-   ) 鳥嶼 1970 紙本著色
平山 郁夫 (1930-   ) 西蔵布達拉宮 1977 紙本著色

ギャラリー・ロビー(現代の彫刻)

具象彫刻家として活躍している柳原義達、佐藤忠良、片山義郎らは、的確な対照把握と量感表現を基礎に、それぞれ個性的な造形感覚を誇示しており、屋外展示の井上武吉、湯原和夫、田畑進らの現代彫刻は、深くつきつめられた造形思考に立脚して、周囲の環境をも支配する力強さを具えている。またキュビズムの影響を受けたザッキンの作品、それに人間性にあふれる素直な性格を見せるマンズーの〈ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車〉は、マンズー近年の代表的作例である。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
オシップ・ザッキン (1890-1967) ヴィナスの誕生 1930 ブロンズ
イサム・ノグチ (1904-   ) スレート 1945 ブロンズ
柳原 義達 (1910-   ) 黒人の女 1956 ブロンズ
柳原 義達 (1910-   ) 赤毛の女 1956 ブロンズ
柳原 義達 (1910-   ) バルザックのモデルたりし男 1957 ブロンズ
若林  奮 (1936-   ) 中に犬 2 1968
湯原 和夫 (1930-   ) 無題 1971 鉄・ステンレス
佐藤 忠良 (1902-   ) 賢島の娘 1973 ブロンズ
澄川 喜一 (1931-   ) そぎとそり 1975
片山 義郎 (1908-   ) 1976 ブロンズ
中村 晋也 (1926-   ) キャンドルの祭 1980 ブロンズ
江口  週 (1932-   ) 漂流と原形 1981
小清水  漸 (1944-   ) 作業台 水鏡 1983
湯原 和夫 (1930-   ) 無題 1980 紙・鉛筆ほか
湯原 和夫 (1930-   ) 無題  1980 紙・鉛筆ほか
若林  奮 (1936-   ) 大気中の緑色に属するもののためのデッサン 1982 紙・鉛筆
飯田 善国 (1923-   ) クロマトポイエマ 1972 シルクスクリーン

屋外彫刻

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
ジャコモ・マンズー (1908-   ) ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車 1973 ブロンズ
井上 武吉 (1930-   ) My Sky Hole 1982 鉄・ステンレス
湯原 和夫 (1930-   ) 無題 1982 鉄・ステンレス
田畑  進 (1944-   ) NOKOSARETA―KATACHI 1982 ステンレス
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