B-企画展12
【森芳雄展】
1991年3月9日(土)~3月31日(日)
【主催】…三重県立美術館+日本経済新聞社
【担当】…中谷伸生
【ポスターデザイン】…杉浦康平+谷村彰彦
◎森芳雄は、1950年に「二人」を発表して、戦後の美術界に大きな足跡を残し、具象絵画の歴史に新たな一頁を加えた。
◎1908年東京麻布生まれの森は、本郷絵画研究所や1930年協会洋画研究所で学び、渡仏経験の後、独立美術協会、自由美術家協会、主体美術協会などに作品発表を続けた。
◎戦災のために、戦前の作品の多くは失われたが、「二人」を初めとする一連の人物画や静物画、風景画はイタリア・ルネサンスの記念碑的性格、気品ある静謐な世界を形成している。
◎本展では、戦前から現在にいたる油彩画130点と、素描51点とによって50年以上に及ぶ森芳雄の画業を紹介した。
◎なお本展は、茨城県近代美術館との共同企画であった。
関連事業
美術講演会
3月23日…「森芳雄と戦後美術」…講師=陰里鉄郎(三重県立美術館館長)
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