11.幻夢と自然 田村正衛写真展
三重展
会期=58年9月13日(火)ー9月18日(日)
会場=三重県立美術館 県民ギャラリー
サンパウロ展
会期= 昭和58年11月8日(火)ー11月20日(日)
会場= サンパウロ美術館
主催= 三重県
三重県立美術館
サンパウロ州政府
サンパウロ州文化局
サンパウロ美術館
担当= 中谷伸生、森本孝
三重県四日市市出身の写真家、田村正衛は、自然のさまざまな相貌をモティーフにして、写真の記録的性格を大胆に打ち破り、この分野において独自の表現法を確立することに成功した。今回の展覧会では、万葉の古歌を主題に古のロマンを求めた「歌心」(1979年)、移り行く自然の姿を追い続け、山河草木の風情を活写した「日本の四季」(1980-93年)の二つのシリーズ計60点を展観した。
出品目録
1. 歌心・万葉集より 1979年作 計30点
大宮の(おおみやの) 内二手所聞(うちまできこゆ) 網引調流(あごととのふる) 海人之呼聲(あまのよびごえ) (意吉麿の歌)(おきまろ)
従血沼廻(ちめみより) 雨曽零來(あめぞふりくる) 四八津之白水郎(しはつのあま) 網手綱乾有(あみてつなはせり) 沽將堪香聞(ぬれあえんかも)
(守部王の歌)(もりべのおおぎみ)
奥弊住(おくえゆき) 邊去(へにゆき) 伊麻夜為妹(いまやいもかため) 吾漁有(わがすなえれん) 藻●束鮒(もふしつかふな) (高安王の歌)(たかやすのおおきみ)
2. 日本の四季1980-83年
春、夏、秋、冬