【吉本作次展】
2005年1月15日(土)~2月20日(日)
(県民ギャラリー)
【主催】…三重県立美術館+(財)岡田文化財団
【担当】…石崎勝基
◎三重県立美術館では、県民ギャラリーの空間を用いて、三重・東海地方ゆかりの美術を、何らかのテーマを設けて紹介する展覧会を開催してきたが、2004年度には中堅世代の仕事として、岐阜市出身で桑名市在住の吉本作次の作品を紹介した。
◎吉本作次は、1959年岐阜県に生まれ、1980年代中頃からその活動を展開してきた。新表現主義の流れに棹さすものとして注目された初期の作品は、激しく即興的な筆致を特徴としていた。その後、より整理された画面をしめすようになるが、ユーモラスな人間のイメージは初期以来一貫しているす。近年の作品では、記号化されたイメージを用いつつ、同時に、絵を見ることの充実感を感じさせるような画面が実現されているように思われる。
◎今回の展覧会では、こうした吉本作次の作品を、1985年制作の旧作2点を含めて、近・新作を中心とする油彩24点、素描・習作等78点、全102点を紹介した。
関連事業
ギャラリー・トーク
1月15日(土)…講師=吉本作次(画家)
主な新聞記事等
ぴあ中部版
no.425、2005年2月3日号…「吉本作次展(今号の展覧会 1/20木→2/2水)」
中日新聞
1月16日…「20年間の集大成 吉本さん個展開幕」
1月17日…「『天使の独酌(原罪後)』(美術館だより 吉本作次展から)」石崎勝基
1月24日…「『里山』(美術館だより 吉本作次展から)」石崎勝基
1月31日…「『水練』(美術館だより 吉本作次展から)」石崎勝基
2月7日…「『樹上講義』(美術館だより 吉本作次展から)」石崎勝基
2月9日…「レビュー 美術 『吉本作次展』●絵を観る悦びに満ちる」高橋綾子
REAR
no.9、2005冬…「吉本作次展」永見隆幸
朝日新聞
12月27日…「東海の美術この1年 下」馬場駿吉・高橋綾子・金井直
HILL WIND no.6, 2001.12.17…石崎勝基「吉本作次展」
欅しんぶんno.154、2005年1月19日…「吉本作次展より」石崎勝基
作家別記事一覧:吉本作次