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美術館 > 刊行物 > 年報 > 2000年度版 > 年報2000 長谷川利行展 (2000.8-10)

B-企画展4

【長谷川利行展】

8月26日(土)~10月9日(日)

【主催】…三重県立美術館+中日新聞社
【企画協力】…長谷川利行の会

【担当】…東俊郎


◎ 1891年(明治24年)に生れた長谷川利行は、はじめ水彩を学ぶと同時に、短歌や詩に野心を抱いた文学青年として出発しますが、やがて美術に転じて洋画家になる決意をかためます。

◎ そして第13回二科展に『田端電信所』が初入選した1926年、35歳の長谷川利行は、そこから、長くはなかった画家としての第二の人生を猛烈に駆け抜けてゆくことになりました。

◎ ほとんど独学といっていい利行の画風は、その奇矯な言動とあいまって、既成画壇の黙殺にちかい評価のなか、貧しく密かに生きる都市の窮民を共感をもって描き、また、ガスタンク、ビール工場、機関車庫、地下鉄、キャバレー、百貨店などモダニズムを謳っった東京の風景に好奇のまなざしをむけて誰も真似ようのないスタイルを確立しています。

◎ 今回は利行の没後60年を記念したはじめての本格的な回願展として、油彩画約100点にガラス絵、水彩画、デッサンをくわえて、その全体像をみようとしました。


関連事業

対話形式による講演
9月23日…講師=原田光(神奈川県立近代美術館学芸員)+東俊郎(三重県立美術館学芸員)


主な新聞記事

中日新聞
8月27日…「心を打つ"日本のゴッホ" 津で開幕の長谷川利行展」
8月29日…「放浪の画家長谷川利行展1 田端変電所」東俊郎
8月30日…「放浪の画家長谷川利行展2 靉光像」東俊郎
8月31日…「放浪の画家長谷川利行展3 少女(質屋の子守)」東俊郎
9月1日…「放浪の画家長谷川利行展4 吉原の千束通り」東俊郎
9月7日…美術館だより 「長谷川利行 ノアノアの少女」東俊郎
9月14日…美術館だより 「長谷川利行 タンクのある風景」東俊郎
9月21日…美術館だより 「長谷川利行 隅田川風景」東俊郎
9月26日…「放浪画家の光と闇 線と色彩の一瞬の魔術」酒井忠康
10月5日…美術館だより「長谷川利行 サーカスの女」東俊郎
10月8日…「ファンでにぎわう長谷川利行洋画展」

朝日新聞
6月22日…「無類派画家の蛮と律儀 長谷川利行展」北沢憲昭

京都新聞
9月9日…「没後60年 長谷川利行展 赤裸な魂の軌跡」大田垣實

日本経済新聞
9日14日…「近代絵画に深い省察 没後60年長谷川利行展」長谷川三郎

読売新聞
9月30日…「見るものを慰めて 長谷川利行の少女」岡本隆明



作家別記事一覧:長谷川利行
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