梅原龍三郎《山荘夏日》

1933(昭和8)年/油彩・キャンバス/62.6×77.8cm
縦62.6センチ、横77.8センチの油絵です。明るい日差しを浴びて、木々の中に建つ山荘が描かれています。
建物の手前では、画面の右下から左上に向かって3本の竹が交差しながら伸びています。竹の真下に落ちる青い影は面積が小さく、描かれた時間帯は昼頃と推測できそうです。
画面の下4分の1程度のところから、黄みがかった赤色の絵具で建物が描かれていますが、障子や扉が開けられ、家の中の様子まで捉えることができます。画面左手の、大きく張り出した軒の下の部屋では、着物を着た女性が椅子に座っています。右手の部屋の軒下の竿には、白い布か何かが掛けられているようです。左右どちらの縁側も、手前には石の段が並んでいます。家屋は2階建てで、2階の部屋の窓も竹の間から見ることができます。
建物は、丸みを帯びた太い線で描かれています。画面の左奥や右の手前にも木の枝が伸び、木々の間から青い空がのぞいています。
