年報2022年度版 企画展 西洋美術へのまなざし-開館40周年を記念して
2023年11月19日(土)-12月11日(日)
開催日数:20日間
【会場】 三重県立美術館 常設展示室、企画展示室第4室
【主催】 三重県立美術館
【助成】 公益財団法人三重県立美術館協力会
【広報物等デザイン】伊藤敦志(airs design)
【担当】坂本龍太、鈴村麻里子
【入場者数】 4,247名
展覧会の概要
1982年に開館した三重県立美術館は2022年、40周年を迎えた。これまでに収集してきた作品は絵画、版画、素描、彫刻、工芸など6000点以上にも上り、この中には、ゴヤや、モネ、ルノワール、シャガールなど重要な西洋の作家の作品が含まれ、西洋美術はコレクションの重要な柱の一つとなっている。また、三重県とスペイン・バレンシア州の姉妹提携締結を契機に収集し始められたスペイン美術作品も特徴的で、先のゴヤに加え、日本では珍しいムリーリョの宗教画やダリやミロの優作も所蔵している。
さらに、三重県立美術館では開館記念展であるサンパウロ美術館展を始め、西洋美術をテーマにした様々な展覧会を開催してきた。
本展では、コレクションの西洋美術作品から約90点を公開するとともに、過去に開催した西洋美術に関連する企画展を当時のチラシやポスター、そして会場のスナップ写真などで振り返り、三重県立美術館と西洋美術のかかわりを紹介した。
会期中は幅広い年齢層の方にお越しいただいた。3週間という短い会期ながら、当初の想定の想定を超える来館が見ら、改めてコレクションの持つ力を再確認する結果となった。三重県立美術館のコレクションを広く認知させる機会となった。
会場風景
会期中のイベント
連続レクチャー
・11月23日(水・祝)午後2時~午後3時
「絵を読む悦び――三重のコレクションに見る近代」
講師:速水豊(三重県立美術館館長)
場所:三重県立美術館講堂
参加者:35名
・12月3日(土)午後2時~(1時間程度)
「スペイン美術いまむかし」
講師:坂本龍太(三重県立美術館学芸員)
場所:三重県立美術館講堂
参加者:40名
主な記事
新聞記事
『中日新聞』(三重版)11月20日(日)「収集西洋美術品一堂に」
『読売新聞』(三重、愛知、岐阜版)12月9日(金)「モネやダリ 県美術館の100点」
『伊勢新聞』12月10日(土)「県立美術館で40周年記念展 所蔵品を中心に90点 ムリーリョ、ピカソやゴヤ」
その他(連載)
『中日新聞』(三重版) 美術館だより(担当:坂本)
11月19日 フランシスコ・デ・ゴヤ「戦争の惨禍」74番《これはもう最悪だ!》
主な放映・放送
・三重テレビ 11月19日(土) ニュースウィズ 18:00~18:15
・FM三重「生リポート」 11月22日(火) 17:40~17:45 出演(坂本)