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美術館 > 刊行物 > 年報 > 2019年度版 > 年報2019年度版 企画展 シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋

 

年報2019年度版 企画展 シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋

2019年9月10日(火)-11月4日(月・休) 開催日数:49日間

【会場】 三重県立美術館 企画展示室
【主催】 三重県立美術館
【後援】 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、三重テレビ放送、三重エフエム放送
【協力】 エールフランス航空
【監修】 ランス美術館
【企画協力】 ブレーントラスト
【助成】 一般財団法人自治総合センター、公益財団法人三重県立美術館協力会

【広報物等デザイン】 酒井田成之(酒井田デザイン事務所)
【担当】 鈴村麻里子、太田聡子、速水豊
【入場者数】 7,261人(有料:4,517人/無料:2,744人)

 

展覧会の概要

 19世紀フランスを代表する風景画家の1人であるシャルル=フランソワ・ドービニー(1817-1878)の日本初の本格的な回顧展(国内5館で開催する巡回展)。パリに生まれたドービニーは、イタリア滞在やアカデミックな修練を経て、1850年代に画壇で風景画家としての地位を確立。1857年にはアトリエ小屋を取り付けた船「ボタン号」を入手し、晩年にいたるまで、川を航行しながらみずみずしいタッチで水辺の風景を描き続けた。
 ドービニーの作品は広く人気を博した一方で、完成作に現れる大胆な筆づかいが旧来の価値観に合わずしばしば批判の対象となった。ドービニーは新しい表現を追求する印象派のクロード・モネら次世代の画家たちに多大な影響を与え、彼らの芸術を積極的に擁護したことでも知られる。
 本展では、ランス美術館を中心とするフランス・日本のコレクションより、ドービニーの画業初期から晩年までの、サロン出品作を含む油彩画・版画等約80点、カミーユ・コローら周辺の画家らによる油彩画約20点を展示した。
 広報に苦戦し入場者数は目標値を下回ったが、来場者アンケートからは展示内容に対する満足度の高さが窺えた(満足+やや満足97%)。会場入口で上映した城井文氏によるアニメーションには「分かりやすい」「親しみがわく」といった好意的な意見が多く寄せられた。
 

会場風景

年報2019年度版 企画展 【シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋】 年報2019年度版 企画展 【シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋】
年報2019年度版 企画展 【シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋】 年報2019年度版 企画展 【シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋】

 

関連プログラム、サービス(館内)

1.ワークショップ「水辺のロケーションハンティング」

「ボタン号」に乗って新しい視点を探し続けたドービニーにならい、お気に入りの風景を探すワークショップを実施。津のヨットハーバー周辺にて興味を引く対象をインスタントカメラ「チェキ」に収め、現像したフィルムを使ってアルバムを製作した。
日時:10月20日(日)13:00-17:10 ※19日が悪天候だったため、予備日に延期
講師:片山一葉(アーティスト)
会場:津ヨットハーバー(津市津興字港中道北370)
対象:小学5年生から大人まで(小学生は保護者同伴)
参加者数:6名(当初申込人数は9名)
 

2.担当学芸員によるスライド・トーク(計2回)

作家や作品について、会場で紹介していない内容を中心にレクチャー。参加無料。
日時:10月6日(日)14:00-14:40「1870-71年、ロンドン」
11月2日(土)14:00-14:40「戸外制作について」
トーカー:鈴村麻里子(三重県立美術館学芸員)
会場:三重県立美術館講堂
対象:どなたでも(大人向け)
参加者数:30名(10月6日)、31名(11月2日)
 

3.担当学芸員によるギャラリー・トーク(計2回)

展示室で数点の作品を鑑賞するツアー。対象作品は2回ともほぼ同じ。
日時:9月21日(土)、10月27日(日)11:00-11:30
トーカー:鈴村麻里子(三重県立美術館学芸員)
会場:三重県立美術館企画展示室
対象:どなたでも(要観覧券)
参加者数:25名(9月21日)、26名(10月27日)
 

4.託児サービス

日時:9月21日(土)、10月29日(火)10:00-12:00
館内での無料託児サービス。ウェブ申込フォームからの事前申込、先着順。
会場:三重県立美術館美術体験室
委託業者:訪問保育hanabi*(認可外保育施設指導監督基準  健福第16-721号)
対象:1-5歳児
参加者数:2名(9月21日)、3名(10月29日)
 

関連プログラム(館外)

1.みえミュージアムセミナー

「シャルル=フランソワ・ドービニー 探索する人、つなぐ人」
三重県生涯学習センター(津市一身田上津部田1234)が例年県内のミュージアムの学芸員等を講師に招いて開催している連続セミナーに参加。事前申込制、先着順、無料。
主催:三重県生涯学習センター
日時:10月5日(土)13:30-15:00
講師:鈴村麻里子(三重県立美術館学芸員)
会場:三重県生涯学習センター2階視聴覚室
対象:小学生以上
参加人数:74名
 

2.みえミュージアムセミナー関連展示

1のセミナー(講演)の前後、生涯学習センターにてパネル展示を行った。職場体験実習を行った中学生も展示用のパネルを作成した。
主催:三重県生涯学習センター
期間:9月23日(月・祝)-10月6日(日)
美術館担当者:鈴村麻里子
会場:三重県生涯学習センター1階エントランス(県立図書館前)

 

主な記事

新聞

中日新聞
2019.09.04            吉川翔大「フランス風景画並ぶ ドービニーの世界観を」
2019.09.22            鈴村麻里子「聖ヒエロニムス」(美術館だより)※三重版(以下同)
2019.09.28            鈴村麻里子「ボッタン号」(美術館だより)
2019.10.05            鈴村麻里子「オワーズ川の中州」(美術館だより)
2019.10.19            鈴村麻里子「アトリエ船」(美術館だより)
2019.10.26            鈴村麻里子「ヴァルモンドワの森の中(ル・ソスロン)」(美術館だより)
2019.11.02            鈴村麻里子「ケリティ村の入口」(美術館だより)

産経新聞
2019.09.11            「ドービニー描く風景探索を 三重県立美術館で回顧展」
 
毎日新聞
2019.10.06            谷口豪「ドービニーの風景画など80点 県立美術館で作品展」
 
その他新聞
夕刊三重 2019.09.07
「シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋」※展覧会案内
三重タイムス 2019.09.13
「シャルル=フランソワ・ドービニー展 印象派へのかけ橋 10日から県立美術館で開催」※展覧会案内

雑誌・季刊紙

機関誌あさあけ 2019.09.01 792号
「MUSEUM PIECE 三重県立美術館」(執筆:鈴村麻里子)
月刊なごや 2019.07.01 442号 「街のミニ情報」
近鉄ニュース 2019.09.01 872号 「9月おでかけカレンダー」
三重県総合文化センター情報誌M news 2019.09.01 127号
「人気作家の苦悩」(執筆:鈴村麻里子)
 

主な放映・放送

三重テレビ放送
2019.09.11            「三重テレビニュースウィズ」等で取材映像を放映
 
三重エフエム放送
2018.09.11            「MIEリポート(リポーター:山中ちさ)」(「Radio Flapper」内)※中継
 
NHK津放送局
2019.09.11            ニュース内で取材映像を放映
 
ZTV
2019.09.13-16     ニュース内で取材映像を放映
 

展覧会開催時のページ

 

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