年報2017年度版 開館35周年記念Ⅱ テオ・ヤンセン展
2017年7月15日(土)-9月18日(月・祝) [全66日]
	 
	【会場】…三重県立美術館 企画展示室
	【主催】…三重県立美術館、中日新聞社、東海テレビ放送、三重テレビ放送
	【後援】…公益財団法人三重県立美術館協力会
	【協賛】…井村屋グループ 岡三証券株式会社 株式会社第三銀行 日本トランスシティ株式会社 株式会社百五銀行 株式会社三重銀行 三重交通グループホールディングス 株式会社宮﨑本店 有限会社和田金 北伊勢上野信用金庫/三重信用金庫/桑名信用金庫/紀北信用金庫 主体会病院 小山田記念温泉病院
	【協力】…近畿日本鉄道株式会社
	【企画協力】…Media Force Ltd.
	 
	【広報印刷物デザイン】…豊永政史
	【担当】…田中善明、貴家映子
	【入館者数】73,063人(有料:49,923人 無料:23,140人)
展覧会の概要
「21世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されるオランダ出身のアーティスト、テオ・ヤンセン(Theo Jansen)は、風で動く作品「ストランドビースト(Strandbeest)」の作者として名が知られ、彼の展覧会はスペイン、フランス、ロシア、アルゼンチン、韓国など世界各地でおこなわれている。日本国内でも、医薬品などのCMに登場したほか、自然の力だけで動く人工生命体としての複雑な機構があらゆる世代の人々を魅了している。そのため、東海、関西圏では初めてとなった今回の展示は、多くの来場者を迎えることとなった。
	これまで数多くの彫刻分野を積極的に取り上げてきた当館にとって、自然との共生や知の広がりをテーマにキネティック・アートを作り続けるテオ・ヤンセンの作品紹介は、これまでとは異なる彫刻世界を提示できただけでなく、新たな美術愛好家の獲得にも寄与したものと思われる。
	 
会場風景
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パークアンドライドの実施
夏休み期間中の土日に、三重県庁前の大駐車場を臨時駐車場として提供。
	13時以降は、無料の巡回バスを運行させた。臨時駐車場へ駐車し、シャトルバスをご利用いただいた方には、展覧会特製うちわをプレゼントし、美術館周辺道路の混雑緩和を促す試みを行った。
	 
会期中のイベント
1)ストランドビーストのデモンストレーション
ストランドビーストのデモンストレーション
		会期中展示室内外のストランドビースト4点のデモンストレーションを毎日10時/11時/12時/13時/14時/15時/16時に実施。エントランスホールに展示したストランドビースト「シアメシス」は下記の日程(1回/一日)でデモンストレーションを行った。
		
		(「シアメシス」のデモンストレーション参加人数)
| 7月 | 15日 | (土) | 350名 | 
| 17日 | (月) | 300名 | |
| 19日 | (水) | 60名 | |
| 22日 | (土) | 100名 | |
| 30日 | (日) | 150名 | |
| 8月 | 5日 | (土) | 100名 | 
| 12日 | (土) | 150名 | |
| 18日 | (金) | 100名 | |
| 27日 | (日) | 150名 | |
| 9月 | 2日 | (土) | 200名 | 
| 10日 | (日) | 200名 | |
| 16日 | (土) | 250名 | |
| 18日 | (月) | 250名 | 
	
	2)新作ストランドビーストの名前募集
テオ・ヤンセンが近年取り組んでいるキャタピラ(イモムシ)型のストランドビースト「ブルハス」シリーズのうちの一点に、三重県での開催を記念して、展示期間中に命名イベントを開催。「アニマリス・ブルハス・ウミナミ」Animaris Burchus Uminami に決定。
3)テオ・ヤンセン来日スペシャル・トーク
ビーストたちの生みの親が、自らトークを交えてストランドビーストのデモンストレーションを行った。
	7月16日(日) 11時~/13時~/15時~
	参加名数:300名/300名/250名
	場所:エントランスホール
	 
4)テオ・ヤンセン来日特別講演会
テオ・ヤンセン本名による講演会。今回出品されていない過去の作品などの動画や画像を交えて、ストランドビーストの魅力を紹介した。
	7月17日(月・祝) 17時15分~
	場所:講堂(美術館地下1階)
	参加名数:145名 
5)ワークショップ「ミニビーストをつくってみよう」
参加者がミニビーストを組み立てて、本物のストランドビーストの前でチームに分かれて競走。
	日時:8月19日(土)、8月20日(日) 各日10時~、14時~
	講師:(株)学研プラス 西村俊之氏 
	対象年齢:小学校4年生~中学生
	場所:エントランスホール
	参加名数:76名
6)スペシャル・ランチの提供
レストラン「ミュゼ・ボンヴィヴァン」にて「テオ・ヤンセン展」開催期間中限定で提供。
	2500円(税込)
	 
	~浜辺のストランドビーストをモチーフにして~
	白い野菜の冷製ポタージュ 様々な野菜のチュイルを添えて
	~お皿の上の名工生命体~
	ニジマスのクレピネット ベーコンのカプチーノソースとカレーオイル
	~故郷オランダの香り~
	ゴーダチーズのタルト りんごと洋梨のソルベ
	コーヒーまたは紅茶
	 
	 
主な記事
新聞・雑誌
	中日新聞
	2017.07.16「テオ・ヤンセン《アニマリス・オルディス》<美術館だより>」(貴家映子)
	2017.07.23「テオ・ヤンセン《アニマリス・サブローサ・キューティス》<美術館だより>」(田中善明)
	2017.08.20「テオ・ヤンセン《アニマリス・トゥルゼンティア・ヴェーラ》<美術館だより>」(田中善明)
	2017.09.17「テオ・ヤンセン《アニマリス・プロボシス》<美術館だより>」(貴家映子)
	 
	2017.07.19「21世紀のダビンチ テオ・ヤンセン展1 《アニマリス・オルディス》」(田中善明)
	2017.07.20「21世紀のダビンチ テオ・ヤンセン展2 《アニマリス・ペルシピエーレ・レクタス》」(田中善明)
	2017.07.21「21世紀のダビンチ テオ・ヤンセン展3 《アニマリス・ユメラス・セングダス》」(田中善明)
	2017.07.22「21世紀のダビンチ テオ・ヤンセン展4 《アニマリス・シアメシス》」(田中善明)
	2017.07.23「21世紀のダビンチ テオ・ヤンセン展5 《アニマリス・ブルハス・セグンダス》」(田中善明)
	 
	2017.07.08 大山弘「風力で動く“生物“並ぶ 津で15日から芸術家ヤンセンさん展」
	2017.07.14 「テオ・ヤンセン展 あす開幕」
	2017.07.15 河郷丈史「素材に生命吹き込む ヤンセンさん抱負」        
	2017.07.21「テオ・ヤンセン展「名工生命体、上陸!<カルチャー>」
	2017.08.16 森耕一「イモムシ型新作 名前募る 県立美術館 テオ・ヤンセン展」
	2017.08.26 山脇一夫「テオ・ヤンセン展 科学と芸術の融合<美術評>」
	 
	毎日新聞
	2017.08.17「見て、触って、動かして楽しんで 来月18日まで 三重で「ヤンセン展」」
	2017.08.19 井口慎太郎「風で動くアート テオ・ヤンセン展 県立美術館来月18日まで」
	 
	朝日新聞
	2017.08.23「来て!見て! キャラバン隊来訪」
	 
	読売新聞
	2017.07.17「風で動く「人工生命体」 県立美術館 テオ・ヤンセン展」
	2017.08.24「風で動くアート テオ・ヤンセン展」
	 
	産経新聞
	2017.07.08「風で動く「人工生命体」の魅力 県立美術館で「テオ・ヤンセン展」」
	2017.08.20「「アニマリス・ブルハス・○○」 テオ・ヤンセン展で作品の名前公募22日から」
	 
	日経新聞
	2017.07.14「窓 風の力で動く立体アート「ストランドビースト」(浜辺の野獣)が三重に上陸」
	 
	京都新聞
	2017.08.19 川村亮「風をエネルギーに未知の生命体<美術>」
	伊勢新聞
	2017.09.12「迫力のヤンセン展 児童ら思い思いに 絵本作家つつみあれいさん助言」
	 
	大阪日日新聞
	2017.08.22「三重県立美術館で「テオ・ヤンセン展」 風で動く昆虫や動物たち」
	 
	日刊県民福井
	2017.07.28「ふくい文化 美の探訪 テオ・ヤンセン展」
	 
	ジャパンタイムズ
	2017.07.19「Art Openings “Theo Jansen”」
	 
	雑誌・季刊誌
	月刊美術 2017.8月号 №503
	月刊freek[フリーク] vol.82-83 2017.7-8
	みえなび 2017.8 vol.12
	月刊KELLY 2017.8.23 10月号
	あさあけ(三重県警察職員互助会機関紙)2017年7月 779号 ※田中善明「テオ・ヤンセン《アニマリス・ユメラス》<MUSEUM PIECE>」
	NAGOYA CALENDAR 2017.8
	 
	ホームページ
	artscape 2017.9.1 小吹隆文「開館35周年記念Ⅱ テオ・ヤンセン展」
	 
主な放映・放送
ラジオ番組
	ラジオキューブFM三重   
	2017.07.19 「MIEリポート」(『広瀬 隆のラジオ魂!』内)
	 
	テレビ番組
	NHK Eテレ
	2017.08.27 日曜美術館 アートシーン




