年報2015年度版 【アートでつなぐ・三重の文化創造事業 芸術活動による障がい者の自立支援事業】
名称
アートでつなぐ・三重の文化創造事業
芸術活動による障がい者の自立支援
趣旨
アートでつなぐ・三重の文化創造事業は、文化庁「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」を活用し、美術館等が地域の核として文化を発信することにより、三重の地域文化の振興と次世代育成を図ることを目的として三重県立美術館において2015年度に行ったものである。芸術活動による障がい者の自立支援事業では、県内の特別支援学校2校を対象とし、三重県立美術館のコレクションを活用して生徒たちが創作活動を行い、そこにデザイナーが加わり、成果物としてTシャツのかたちに仕上げた。完成したTシャツは美術館内で展示も行った。美術館側からは、生徒たちにコレクションの魅力を感じてもらい、生徒たちの創作活動に新たな要素を加えてもらうこと、デザイナーという第三者が加わることで他者とのコラボレーションを生徒たちに体験してもらうこと、生徒たちの創作をもとにプロトタイプ(製品見本)をデザイナーが作成することにより、自らの創作活動の商品化への可能性を体験してもらうこと、それらを通してさらなる表現活動への意欲を持ってもらうことをねらいとし、学校側からは、実際に美術館に出かけ、美術館展示室で作品を鑑賞する雰囲気を肌で感じること、デザイナーや学校の仲間とともに制作活動に参加することを通して、自分や仲間の作品に興味や関心を持つことをねらいとした。
参加校
くわな特別支援学校伊賀つばさ学園
参加デザイナー、写真家
水川史生(デザイナー)松原豊(写真撮影)
実施内容
伊賀つばさ学園
2015年9月10日(木)
美術館来館、見学を実施。
午前:柳原義達記念館、常設展示室第1室で美術館のコレクションを鑑賞。
午後:美術館体験室にて鑑賞体験をもとにした創作活動を実施。
参加人数21人。
くわな特別支援学校
2015年9月25日(金)
美術館来館、見学を実施。
午前:柳原義達記念館で美術館のコレクションを鑑賞。
参加人数20人。
2015年10月1日(木)
学校において創作活動を実施。
美術館での成果物(Tシャツ)展示
2016年2月23日(火)~3月27日(日)![]() |
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