年報2015年度版 【連続講座】
開催趣旨
2015年度、文化庁の助成金を得て「連続講座」と題したリレー形式の講演会を開催した。この講座では、写真、工芸、絵画、彫刻など、様々な分野で活躍中の研究者から、直に話を聞くことで、より深く美術への関心を持ってもらうことが狙いである。全5回の構成は、企画展と連動したり、また、美術館のコレクションへの理解を深めることを意図するものであったりするなど、偏ることなく多様な分野のトピックスをカバーできるよう努めた。関係団体
【主催】 三重県立美術館、アートでつなぐ・三重の文化創造事業実行員会【助成】 平成27年度文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
開催内容
いずれも三重県立美術館講堂に於いて開催。午後2時から午後3時30分頃まで。
第1回
8月1日(土)講師: 竹葉丈氏(名古屋市美術館 学芸員:写真)
テーマ: 「1945年・秋―写真家たちの“出直し”」
参加者: 31人

第2回
9月13日(日)講師: 土田眞紀氏(美術史家:工芸)
テーマ: 「1940年代の工芸」
参加者: 89人

第3回
10月18日(日)講師: 栗田秀法氏(名古屋大学大学院文学研究科 教授:西洋絵画)
テーマ: 「バロック美術における神、人間、運命」
参加者: 87人

第4回
2月14日(日)講師: 舟越桂氏(彫刻家)
テーマ: 「自作について」
参加者: 150人
※第4回のみ往復はがきによる事前申し込みが必要。抽選で150人が受講。

第5回
2月27日(土)講師: 山梨俊夫氏(国立国際美術館 館長:絵画)
テーマ: 「風景画を語る」
参加者: 64人
