173次調査-調査が進んできました-
ここ数日は冬の寒さが少し和らぎ、絶好の発掘日和となっています。173次調査も順調に進み、多くの遺構が見つかりました。この夏に発掘調査が行われた北隣の174-8次調査で確認されている建物に並ぶような建物も見つかっており、倉庫群になるのではと期待しています。
調査の進む発掘現場
四角く色の違う部分が、建物の柱穴です。これは、建物を支える柱を埋めた穴で、奈良時代や平安時代のものは四角い形をしています。柱自身は、丸いものを使用していました。
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黒く四角い部分が柱穴です。 | 少し掘ると形がはっきりわかります。 |
また、土器を捨てた穴(土坑)も見つかりました。ここからは、様々な器のかけらがたくさん出土しています。
調査区の南端でみつかった土坑
暖かいとはいっても、風はつめたく、朝夕はずいぶん冷え込みます。作業員さんのテントも、風を防げるように周囲に幕を張りました。これでずいぶん暖かくなります。
冬仕様のテント
発掘調査現場は、1月中旬まで行う予定ですので、近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
(M)