国史跡 斎宮跡
国史跡「斎宮跡」は、古代から中世にかけて設置された斎宮(斎王の居住した宮殿と、役所・斎宮寮)を中心とする遺跡です。松阪市と伊勢市にはさまれた多気郡明和町に所在し、その規模は、東西約2キロメートル、南北約700メートルに及び、約137ヘクタールもの広大な面積を有します。
昭和45年(1970年)に始まった発掘調査によって、「幻の宮」とされてきた斎宮の解明が進んでいます。そして、国史跡に指定された昭和54年(1979年)以降は、調査だけでなく、史跡斎宮跡を守り伝えるために、史跡を整備し活用していくことも重要な課題となっています。
ここでは、40年以上におよぶ斎宮跡の発掘調査のあゆみと、最新の情報などをお知らせします。