2009年7月13日
斎宮跡第165次発掘調査ニュース
体験発掘を行いました。
6月下旬より165-1次の発掘調査を始めました。この調査区はわずか60平方メートルほどでかつて調査を行った第8-10次調査区と第143次調査区の間の未調査部分ですが、柳原区画のより正確な建物配置など実態を探るために、調査を行うこととなりました。
7月9日と13日には、地元の上御糸小学校の子どもたちが、体験発掘に訪れてくれました。梅雨の合間で、湿気と暑さの厳しい中ではありましたが、子どもたちは元気に発掘を楽しんでいました。発掘には、スコップだけでなく、お玉や缶詰などの道具を使って調査を行うことを説明すると、「こんなものも使うんだ…」「台所にある!」と驚いていました。今回の体験発掘では、残念ながら小さな土器しか出てきませんでしたが、体験後に、これまでの調査で出てきた土器を見せると、みんな興味津々で土器に触れていました。皆さん、どうもありがとうございました。
さぁ、発掘だ!どんな土器が出てくるかな?
なにか発見した様子。ここからは竹ベラやハケを使って慎重に…
お皿の一部が出てきました!
これまでに斎宮跡で出土した土器。実物に触れて、興味津々です!
(K)