2009年6月11日
斎宮跡第159次(南地区)発掘調査ニュース
遺構実測を行っています。
159次調査(南地区)の掘削作業も終了し、遺構の形を図面にとる実測作業を行っています。いよいよ三重県も梅雨入りの様で、雨の日が多くなってきました。雨が降ると図面を描くことが出来ないので、雨の合間を縫って測量を行っています。測量には「間竿(けんざお)」と呼んでいる長さ3mの物差しや「取り枠(とりわく)」と呼んでいる10cm毎に糸を貼った定規など、様々な道具を使っています。
今回の調査区では、奈良時代や平安時代の道路跡をはじめ、平安時代の建物跡を多数確認しました。重複している建物も多く、何度も建て替えが行われたことが窺えます。千年前には、きらびやかな衣装をまとった人々が行き交っていた事でしょう。
様々な道具を使って、丁寧に実測します。
調査区の近くでは、紫陽花が咲き乱れていました。いよいよ梅雨入りです。
(K)