2009年5月25日
斎宮跡第159次(南地区)発掘調査ニュース
遺構の発掘を始めました。
調査を開始しておよそ1ヶ月が経過しました。表土や土器包含層の除去も終わり、建物の柱穴や溝などの遺構が姿を現してきました。これらの遺構は、黒っぽい土で埋まっているため、基盤の層である黄色い粘土層を丁寧に削っていくと、丸や四角といった遺構の形が黒く現れてきます。現在は、こうした遺構を少しずつ発掘しています。また、遺構からは土師器など多数の土器も出土しており、中には当時の高級品である緑釉陶器も出土しています。6月7日(日)の斎王まつりには、10時から16時までこの発掘調査現場を公開いたしますので、どうぞお越しください。
たくさんの柱穴が見つかりました!
柱穴を少しずつ掘り下げていきます。
緑色が鮮やかです。
(K)