2009年3月29日
斎宮跡第159次発掘調査ニュース
国史跡斎宮後指定30周年記念式典が開催されました。
今年は斎宮跡が国史跡に指定されてちょうど30周年にあたり、斎宮跡の発掘調査が始まって40年目にあたるなど、とてもめでたい年でもあります。この日は、明和町で記念式典が開かれ、歌碑完成式典や30周年記念講演など様々なイベントが行われました。斎宮歴史博物館でも、式典の一環として発掘調査現場を公開しました。
現場公開では、159次北調査区を公開し、四面庇付建物などを木柱で復元しました。また、新たに作成した柳原(やなぎはら)区画の1/100復元模型を展示しました。これまでは、遺構図など平面的にしか分からなかった建物配置も、立体模型にすると格段に分かり易くなり、見学者にも好評でした。この日はちょうど高速道路が1000円に値下げされた週ということもあり、見学者の中には遠く埼玉県からお越しになった方もみえました。
今年は史跡指定30周年ということで、また様々なイベントを行っていきたいと思いますので、どうぞ斎宮跡に足をお運びいただければと思います。
埼玉県や奈良県など他県の方も訪れました。
立体模型に子どもも興味津々です。
柱跡に木柱を立てて、建物を再現しました。
(S)