2009年2月14日
斎宮跡第159次発掘調査ニュース
現地説明会を開催しました。
11月下旬より始めた159次北調査区の調査もほぼ終了し、2月14日に現地説明会を開催しました。この日は朝から風が強く、展示する土器やテントが吹き飛ばされないだろうかと心配でしたが、幸い説明会を開催する頃には風も収まり、無事説明会を開催することができました。
159次北調査区は、平安時代の方格地割(ほうかくちわり)のほぼ中央部に位置する「柳原(やなぎはら)区画」の南東部にあります。今回の調査では、平安時代の建物跡が13棟も見つかりました。建物跡のほとんどは重なっており、何度も建物が建て替えられていたことが分かります。また、153次調査で見つかった三面庇建物と軸を揃えて建てられたものも見つかり、建物が計画的に配置されていたものと考えられます。
今回の現地説明会には、冬の最中にも関わらず、135名もの人々が訪れてくれました。1200年の時を超えた古代ロマンを少しでも感じて頂ければ幸いです。また、これからも続く斎宮跡の調査に、どうぞご期待下さい。
多くの考古学ファンが訪れてくれました。
土坑や建物跡を間近で見てもらいました。
(K)