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2008年11月25日

斎宮跡第159次発掘調査ニュース

大量の土器が出土しました!

 159次調査の発掘作業が始まりました。ここは、柳原区画の南東部に位置する部分で、昨年度の153次調査に引き続き、多数の建物跡や奈良古道が見つかる可能性が考えられます。
 まず、耕作土や土器を含んだ黒い土(包含層)を取り除き、黄色い粘土の地層を目指します。この黄色い粘土の層を丁寧に掘ると、柱穴や溝跡などの遺構が見つかります。今日は黒い土の層を掘っていると、ザクザクと土器が出てきました。出てきた土器に、ほとんどが小さなお皿でした。こうした土器が集中する部分には、土器をまとめて捨てた穴があったのかも知れません。土器の集中する部分は、大事に残して、後から丁寧に調査を行います。
 これからどのような遺構や土器が出るのか、楽しみです。

黒い土を掘って、遺構を確認できる黄色い粘土層を目指します。

黒い土を掘って、遺構を確認できる黄色い粘土層を目指します。

何やら、土器がたくさん出てきた様子です…

何やら、土器がたくさん出てきた様子です…

1日でこんなにたくさんの土器が見つかりました!

1日でこんなにたくさんの土器が見つかりました!

(K)

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