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2008年12月4日

斎宮跡第158次発掘調査ニュース

奈良時代の道路跡を確認しました!

 158次調査も遺構の発掘がほぼ終了し、写真の撮影を行いました。この調査区では、奈良時代の道路や建物の跡などが見つかりました。道路は、奈良の都と伊勢神宮を結ぶ「伊勢道」と呼ばれる官道で、道幅は、側溝間でおよそ9メートルあります。現在でも、2車線の道路だと道幅が6メートル程ですので、車のない時代にこれだけの幅を持つ道路が、いかに立派な道路であったのか窺えます。かつては、伊勢神宮へ向かう斎王さんや都からの使者などがこの道を通っていたのでしょう。まさに、古代の情景が目に浮かびそうです。

左右に見える黒い溝が、道路の側溝です。とっても広いですね!

左右に見える黒い溝が、道路の側溝です。とっても広いですね!

柱穴からは完形のお皿が出てきました。

柱穴からは完形のお皿が出てきました。

(S)

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