2008年6月8日
斎宮跡第157次発掘調査ニュース
斎王まつり 現場大公開を行いました!
6月8日(日)に行われた「斎王まつり」にあわせて、史跡斎宮跡の発掘調査現場も一般公開し、斎宮歴史博物館の職員が説明を行いました。
この日は、朝まで雨が降り続き、まつりの開催自体が危ぶまれる状況でしたが、新たな斎王さんのお力か、日中は晴天に恵まれました。そして、発掘調査現場にも226名もの人々が訪れてくださいました。発掘調査は、まだ始まったばかりなので、少しの範囲しか遺構(柱穴や溝などの跡)を見ることができませんでしたが、どうやって遺構を見つけ、どのようにして発掘を行うのかを説明しました。このほか、これまでの調査で見つかった土器や陶器を展示したり、昨年度の調査で確認された「四面庇(ひさし)建物」や「三面庇(ひさし)建物」の柱位置を丸太で復元しました。こうした説明で、少しでも斎宮を知ってもらい、古代の王朝ロマンを感じていただければと思います。
発掘調査している部分を間近で見てもらい、スコップやお玉など、様々な発掘アイテムを使って説明しました。ちなみに、黒い土の部分が
遺構です。
博物館職員も平安時代の衣装をまとって、説明しました。この衣装は、駕與丁(かよちょう)といって、斎王のお輿を担ぐ人のものです。
昨年度の調査で確認された「四面庇(ひさし)付建物」の柱位置を復元しました。
建物の模型は、発掘の作業員さんが作ってくれたもの。これがあると、どんな建物があったのかイメージし易いですね。
発掘調査現場からも、斎王の群行を見ることができました。大勢の観光客で賑わっていました。
現場にテレビ局の取材が!緊張します…
斎宮歴史博物館