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2010年8月6日

斎宮跡第168次発掘調査ニュース

遺構が掘りあがりました!

 168次調査を開始して3週間が経過し、調査区の遺構をほぼ掘り終えました。遺構の残りは良好で、東西区画道路の北側溝をはじめ、掘立柱建物など多数の遺構を確認しました。また、調査区の北端と西端では竪穴遺構を確認し、中からは土師器(はじき)の器や甕など多数の土器が出土しています。一辺2メール程度の竪穴ですが、かまど跡と考えられる焼土部分もあり、小屋のような小規模な施設であった可能性が考えられます。

調査区全景(北から)。南の端で区画道路側溝を確認しました。

調査区全景(北から)。南の端で区画道路側溝を確認しました。

東西区画道路の北側溝。平成19年の154次調査では南側溝を確認しています。

東西区画道路の北側溝。平成19年の154次調査では南側溝を確認しています。

調査区北端の竪穴遺構。右半部で土器が多数出土しています。左半部の橙色部分は焼土です。

調査区北端の竪穴遺構。右半部で土器が多数出土しています。左半部の橙色部分は焼土です。

(K)

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