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三重県総合博物館 > コレクション > スタッフのおすすめ > ミエゾウ(Stegodon miensis)の切歯(キバ)

ミエゾウ(Stegodon miensis)の切歯(キバ)

資料名  学名 Stegodon miensis (Matsumoto 1941)
 和名 ミエゾウ
登録番号  Fo0003
分類  ほ乳綱
 長鼻目
 ステゴドン科
 ステゴドン属
産地  三重県亀山市住山町椋川
 東海層群亀山累層
部位  切歯
時代  新生代第三紀鮮新世
(およそ400万から300万年前)
寸法  曲長    約1,850mm
 断面 長径 約171mm
    短径 約145mm
解説
みんなさんが「ゾウのキバ」と呼んでいる部分は、正式には「切歯(せっし)」といいます。
写真の切歯は、5つの破片に分かれてみつかりました。この破片を接合すると曲長約1,850mmになりますが、完全な形の場合、2,000mmを超える長さになると思われます。マンモスのようにねじれてはいませんが、先端に近づくにつれて内側に傾きながら上のほうへ湾曲しています。基部に近い部分は、長径175mm、短径145mmのだ円形をしています。
ミエゾウは、ステゴドンというグループに分類されます。このグループの祖先は、約1,500万年前にいたゾウでステゴロホドンと考えられています。この時代のゾウのキバは、上あごと下あごの両方にキバがありましたが、その子孫と考えられているミエゾウは、現在のゾウと同じように上あごだけになっています。(H)
 

 

ミエゾウのキバ
ミエゾウ復元模型


コウガゾウ(黄河ゾウ)を参考に復元したミエゾウ(オス)
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