十六羅漢図
コレクション |
小津家寄贈 |
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ジャンル |
- |
作者名 |
月僊 GESSEN |
制作年 |
制作年不詳 |
材料 |
紙本墨画 |
寸法 |
149×87.0 |
署名 |
左下: 月僊 「寂照主人」(白文方印) 「月僊」(朱文方印) |
寄贈者 |
旧小津家寄贈 |
来歴 |
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初出展覧会 |
- |
作品名欧文 |
Sixteen Arhats |
関連資料 |
解説 |
画面に描かれた人物は十六人を数えるが、これは釈迦(しゃか)の涅槃(ねはん)に際し、とくに仏法の護持を命じられた羅漢、いわゆる十六漢を描いているからである。十六羅漢に対する信仰は「西遊記」でおなじみの玄奘の訳書がきっかけをつくったといわれている。 羅漢は仏教の修行を全うして、人々から尊崇をうける聖者で、そのため若い人物として描かれることは少ない。一般に髪を剃り、袈裟(けさ)を着た姿で描かれる。 中国では、古くから仏画の代表的な主題で、顔の表情から禅月様、李竜眠様(いずれも伝統的な代表画家の名をとっている)に大別される。日本にも移人されて盛んに描かれた。 ここには、月僊様とでもいえるような、いかにも月僊らしい簡疎な羅漢が描かれているが、画面全体に薄墨を塗り、余白を人物に充てる機知的描法も見逃せない。 (山口泰弘 中日新聞 1990年2月2日掲載) |
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展覧会歴 |
特別展 画僧月僊(名古屋市博物館 2018) 日本画*大研究展(三重県立美術館 2018) |
文献 |
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