冨嶽図
コレクション |
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ジャンル |
絵画(油彩画等) |
作者名 |
青木夙夜 AOKI Shukuya |
制作年 |
制作年不詳 |
材料 |
絹本着色 |
寸法 |
109.0×36.0 |
署名 |
右下:平安餘浚明寫 「餘浚明」(白文方印) 「餘夙夜」(白文方印) |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Mt. Fuji |
関連資料 |
解説 |
京都の豪商の出である青木夙夜は、池大雅の友人であった松坂の書家・韓天寿の従弟である。その関係から、松坂(現・三重県松阪市)をたびたび訪れ、当地で没したと伝えられる。また、天寿の紹介により、大雅に師事した。ただ、師風をほとんど取り入れることなく、繊細な表現に特色がある。 夙夜は、大雅の没後、師の寓居近くに大雅堂を建て、そこに隠棲して、師の作品の鑑定や模写に努めたという。本作品も、大雅の《富士十二景図 八月》(東京藝術大学大学美術館蔵)の模写である。 本作品は、1916(大正5)年に三重県松阪市某家から売りに出された時点では、「富士十二景屛風」と名付けられた押絵貼屛風の一部であった。その屛風は、富士を主題として前景に12か月の風物を配した連作であり、うち8月に相当するのが本作品である。 原本たる大雅の《富士十二景図 八月》は、細合半斎により「清夜幽眺」と題されたように夜景であり、純粋な墨画である。一方、本作品には、秋景を表現する明澄な色彩と、大らかな師風に対し、夙夜らしい巧緻な表現を見ることができる。 (村上敬 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年) |
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展覧会歴 |
曾我蕭白と伊勢の近世美術(石水博物館 2012) 日本画*大研究展(三重県立美術館 2018) 離合山水図に魅せられて(松阪市文化財センター 2020) |
文献 |
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