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金刀比羅宮 書院の美―応挙・若冲・岸岱から田窪まで―

金刀比羅宮 書院の美―応挙・若冲・岸岱から田窪まで―
金刀比羅宮書院の美展ポスター
デザイン:北本裕章(picasso duo)


2008年4月26日[土]−6月8日[日]

 

「こんぴらさん」の名で広く親しまれている香川県琴平町の金刀比羅宮は、農業・殖産・医薬・技芸そして漁業、航海など広汎な人徳をもつ神様としてひとびとの信仰を集めています。一方で、歴代の別当や宮司たちが学芸を尊重し、積極的に庇護したことから、金刀比羅宮は「美の宝庫」としての重要な役割も担ってきました。意外に思われる方もおられるかもしれませんが、日本の登録博物館第1号は、実は、金刀比羅宮の宝物館・学芸参考館なのです。

文化や芸術を積極的に支援するその姿勢は、現在の金刀比羅宮にも受け継がれ、「信仰」と「文化」の融合を目指す「琴平山再生計画」が進められてきました。「琴平山再生計画」の「文化ゾーン」(表書院・椿書院・高橋由一館・新茶所『神椿』)の整備完成を記念して、今回、本来門外不出の文化財の数々公開が叶うこととなったのです。

三重県立美術館で開催される「金刀比羅宮 書院の美」展は、江戸時代を代表する絵師・円山応挙の代表作・表書院襖絵、伊藤若冲、岸岱による通常は非公開の奥書院襖絵、「林檎の礼拝堂」で知られる美術家・田窪恭治が制作を進めている椿書院襖絵を大規模に移動する画期的な展観となります。あわせて、近代洋画の先駆者・高橋由一が同宮に奉納した27点にもおよぶ油絵作品、さらに和船、絵馬などの金刀比羅宮庶民信仰資料もご紹介します。

 本展は、三重県立美術館終了後は海を渡り、フランス国立のギメ東洋美術館で開催される予定です。国内最後となるこの機会をぜひお見逃しなく。

 会期中の家庭の日(5月18日)は、事前申込制とさせていただきます。

 
重要文化財 円山応挙《稚松丹頂図》 重要文化財 円山応挙《稚松丹頂図》

金刀比羅宮表書院に描かれた障壁画は、江戸時代屈指の画家・円山応挙の代表作です。応挙の壮大な絵画空間をお楽しみいただけます。
伊藤若冲《花丸図》 伊藤若冲《花丸図》

金刀比羅宮でも通常は非公開の奥書院。今回は、上段の間の《花丸図》、岸岱による襖絵をご紹介します。
岸岱 奥書院 菖蒲の間より柳の間、春の間をのぞむ 岸岱 奥書院 菖蒲の間より柳の間、春の間をのぞむ

今回の展覧会では、表書院、奥書院の絵画空間の再現を試みます。移動できない箇所等、物理的制約も少なくありませんが、高精細な複製を用いて、絵画空間を再現、江戸屈指の画家たちのつくりあげた絵画空間をお楽しみいただけます。
(左の写真は、金刀比羅宮奥書院。実際の展示では、襖部分のみがオリジナルの展示となります。)
特別出品 伝伊藤若冲《飛燕図断片》 定蓮寺 特別出品 伝伊藤若冲《飛燕図断片》 定蓮寺 特別出品 伝伊藤若冲《飛燕図断片》 定蓮寺

かつて伊藤若冲が奥書院に描いたと考えられる襖絵の貴重な断片。
田窪恭治 椿書院襖絵 田窪恭治 椿書院襖絵

「琴平山再生計画」の一環として、田窪恭治が描く椿書院襖絵。今回の展覧会では、椿書院障壁画はもちろん、新茶所「神椿」の陶壁習作をご紹介します。(写真は、金刀比羅宮の椿書院)
高橋由一《豆腐》 高橋由一《豆腐》

近代洋画のパイオニア・高橋由一。
由一が金刀比羅宮に奉納した油彩画の数々をご紹介します。

展覧会公式ホームページ

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