調査・研究
美術館の活動の中心は、美術に関する広く、また、深い調査研究活動である。
展覧会の企画のための準備はもとより、平時より所蔵作品及び三重県ゆかりの美術家や美術資料を中心としてそれぞれ調査研究活動を行っている。
美術館が定めた研究テーマのほか、学芸員がそれぞれの専門領域で各々研究テーマをもって調査・研究に取り組んでおり、これらの活動の成果は、展覧会、作品図録、研究紀要などを通じて発表している。
1.バレンシア現代美術展<仮称>調査
1997年度に開催を予定しているバレンシア現代美術展<仮称>の事前調査のために、館長および石崎勝基学芸員は、5月24日から6月2日までスペイン・バレンシア州に出張し、関係者との協議を行うとともに、出品候補作家についての調査を行った。
2.柳宗悦展調査
1997年度に開催を予定している柳宗悦展の事前調査として、館長および土田真紀学芸員は、12月16日から20日まで大韓民国ソウル市に出張し、朝鮮民族美術館旧蔵作品について木工品を中心に国立中央博物館で調査を行った。
また、1997年2月24日から28日にかけて、第2回調査として土田真紀学芸員は、陶磁器作品を中心とした調査を国立中央博物館で行った。