このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

サイト内検索

美術館 > 刊行物 > 年報 > 2018年度版 > 年報2018年度版 企画展 どこをみる?どうみる? 日本画*大研究 展

年報2018年度版 企画展 どこをみる?どうみる? 日本画*大研究 展

2018年9月11日(火)-10月14日(日) [全30日]

【会場】…企画展示室1-4室
【主催】…三重県立美術館、朝日新聞社
【助成】…公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会
【特別協力】…愛知県立芸術大学文化財保存修復研究所
【技法監修】…阪野智啓(愛知県立芸術大学日本画専攻准教授/文化財保存修復研究所)
【担当】…道田美貴、村上敬
【広報印刷物デザイン】…井上淳子(FROG SPLASH)
【入館者数】…5617人(有料:2958人、無料:2659人)

展覧会の概要

 本展覧会は、三重県立美術館が所蔵する近世近代の日本絵画をわかりやすく紹介することを目指したコレクション展。当館所蔵作品、寄託作品に、優れた日本画コレクションを有する滋賀県立近代美術館の所蔵品を加え、40点を展観した。便宜上、近世絵画も日本画として扱った。
 日本画愛好家は少なくないものの、難しい、堅苦しい、どこをみればいいのかわからないといった声が寄せられることも多いため、今回は解説パネルを用いながら、わかりやすく見どころを紹介することを心がけた。3章構成とし、第1章:どこに描く?では、掛軸、巻子、屏風など代表的な画面形式とその特徴について、第2章:どのように描く?では、基本的な素材と制作工程、第3章:何を描く?では、画題を採り上げた。
 材料、技法に関しては、阪野智啓氏(愛知県立芸術大学日本画専攻准教授/文化財保存修復研究所)に技法監修を依頼。開幕に先立ち、阪野智啓氏、安井彩子氏(愛知県立芸術大学文化財保存修復研究所)、伊東佐智代氏(同大学大学院美術研究科博士前期課程)により、竹内栖鳳《虎獅子図》、伊藤小坡《ふたば》、曾我蕭白《林和靖図》、横山操《瀟湘八景図》の材料、技法面の調査が行われた。それらの成果を、パネル等で紹介するとともに、材料、道具類(いずれも現代のもの)の展示も試みた。さらに、伊東佐智代氏に伊藤小坡《ふたば》の部分模写制作を依頼し、本画、大下絵と並べて展示した。部分模写は裏面からも見ることができる状態で展示、絹の特性や胡粉による盛り上げなどを実感できたと好評を得た。
 30日の入館者数は5617人。行方不明であった宇田荻邨《山村》の発見、修復完了に伴う重要文化財《旧永島家襖絵》44面の一斉公開など、話題が豊富であった2006年開催の所蔵日本絵画によるコレクション展【〈日本画〉の魅力にせまる-宇田荻邨《山村》、80年ぶりの公開へ-展】の入館者が43日間で3,495人であったこと、一般的にコレクション展の集客が難しいことなどを考慮すると健闘といえるだろう。
 

会場風景

会期中のイベント

1)ギャラリー・トーク

担当:道田美貴
9月22日(土) 52人参加
10月6日(土) 77人参加
いずれも14時から約20分程度
 

2)日本画*大研究の絵かきのコツアー

 日時:10月14日(日) 10:00~11:30

講師:つつみあれい氏(絵本作家)
参加者数:19人
 

関連イベント

日本画の技法・材料を知り、体験するワークショップ

詳細は【こちら】からご覧ください。


出前トーク 「日本画*大研究」

講師:道田美貴(三重県立美術館学芸員)
日時:9月15日(土)13時30分から15:00
会場:桔梗が丘市民センター講堂
参加者数:約120人
 

主な記事

朝日新聞
2018.9.12 「日本画 楽しく わかりやすく 県立美術館で展覧会」
中日新聞
2018.9.16 村上敬「旧永島家襖絵 牧牛図」(美術館だより)
2018.9.23 道田美貴「ふたば」(美術館だより)
2018.10.7 道田美貴「瀟湘八景」(美術館だより)
産経新聞
2018.9.16 「どこに どうやって 何を 日本画*大研究展」
毎日新聞
2018.9.22 「どうみる?日本画 県立美術館で企画展」
 

出品作品リスト

 

展覧会開催時のページ

 

ページID:000226938