このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

サイト内検索

三重県総合博物館 > スケジュール > 企画展示 > 三重の実物図鑑 伊勢型紙 技をきわめる

三重の実物図鑑 伊勢型紙 技をきわめる

期間:2022年10月29日(土)から11月27日(日)まで

【内容】

飛鶴
伊勢型紙 飛鶴 六谷泰英作

展覧会概要

伊勢型紙とは、鈴鹿市の白子・寺家地区の型彫り職人によって彫られた、生地に模様を染め抜くための紙製の型のことで、三重県を代表する伝統工芸品の一つです。
2020年度、昭和・平成の時代を代表する伊勢型紙錐彫技法の伝統工芸士であった故六谷泰英氏の作品や道具、収集資料など約1万点が当館に寄贈されました。今回の展示では、六谷泰英氏の作品を中心に、型紙制作の基本となる小本、図案研究のため収集した幕末の見本帳などを展示します。

主な展示品

六谷泰英氏製作の型紙
六谷泰英氏は、伊勢型紙の4つの彫刻技法「突彫」、「錐彫」、「道具彫」、「縞彫」のうち、錐彫を専門としました。六谷泰英氏の熟練の手わざによる作品、12点を展示します。
六谷泰英氏が使用した道具類
小本:小本は小型の紙に彫られたパターン原紙ともいうべきものです。小本を地紙にあて、上下左右に移動させて文様を転写することで、一枚の型紙の文様が生み出されます。小本は伊勢型紙制作の基本となります。
彫刻刀(錐):型紙を制作するための彫刻刀です。この半円形の刃をもつ彫刻刀(錐)を回転させて、極小の円を彫り抜きます。錐彫では、職人自身が錐を制作します。
六谷泰英氏の収集資料
六谷泰英氏は、図案研究のために、過去の型紙に関する資料を収集していました。収集品のなかには、幕末から明治期にかけての小紋の見本帳、錐彫の型紙、小本などがあります。ここでは、幕末、明治初期の小紋見本帳を中心に展示します。

【観覧料】

無料

資料閲覧室での関連展示

当館3階資料閲覧室では、「白子の形紙」を開催しました。
ページID:000260855