令和元年10月04日
三重の実物図鑑 特集展示「三重の弥生時代」展を開催します
三重県総合博物館(MieMu)では、三重県埋蔵文化財センターが保管する考古資料の中から、機能性の中にシンプルな美しさが見られる弥生土器をはじめ、弥生人の道具や食生活、武器などにまつわる出土品約100点を、県指定有形文化財である宮山遺跡の出土品15点とともに紹介します。
1 期間
令和元年10月17日(木)から12月15日(日)までの開館時間中
2 場所
三重県総合博物館3階 三重の実物図鑑人文コーナー(津市一身田上津部田3060)
どなたでも無料でご覧いただけます。
3 概要
(1)暮らしの道具
六大A遺跡(津市)や村竹コノ遺跡(松阪市)などから出土した暮らしにかかわる弥生土器、宮山
遺跡(いなべ市)や納所遺跡(津市)などから出土した石の斧や石包丁といった石器、弥生時代の
食事を復元した実物大模型などを展示します。
(2)いのりやまつりの道具
津市野田から出土した祭祀に用いた銅鐸レプリカや、北野遺跡(明和町)などから出土した銅鐸型
土製品を展示します。
(3)ムラとムラの交流や争い
米作りが始まるとムラができ、より安定した生活を求めてムラ同士で協力し合ったり、時には争い
合ったりもしました。ムラ同士の交流としては、宮山遺跡(いなべ市)の調査で明らかになった石の
斧の製作工程やその流通を紹介します。一方、争いとしては、狩猟の道具に武器の機能を加えて
変わっていった矢じりの様子などを紹介します。
石鏃(納所遺跡)・石剣(午前坊・北切遺跡)

磨製石斧製作関係資料(宮山遺跡:県指定有形文化財)
