ティーンズプロジェクト(こども会議)
開館後の子どもたちの参画の場をどのように設けていくのか、を課題としながら、本年度については、試行的に子どもたちの思いを新博物館に反映していくため、ティーンズプロジェクト(こども会議)を開催しました。
ティーンズプロジェクトとは?
文化庁美術館博物館活動支援事業プログラムの一つとして、実施したもので現場研修や博物館の見学、ワークショップなどを通じて、「博物館とは?」ということを共有しながら、子どもたちの新博物館への思いをかたちにしていくような場として実施しました。
県内各地から、小学校5年生~中学校2年生までの18名の子どもたちが集まりました。プロジェクトのリーダー役には、嵯峨創平 さん(NPO法人環境文化のための対話研究所代表)をお迎えし、応援団として、布谷知夫さん(滋賀県立琵琶湖博物館名誉学芸員)、染川香澄 さん(ハンズ・オン プランニング代表)、中西紹 一 さん(有限会社プラス・サーキュレーション・ジャパン代表)にも、ご参画いただきました。
ティーンズプロジェクトの動き
8/8 第1回 オリエンテーション わたしたちにとって博物館って?
場所:三重県総合文化センター 第2ギャラリー
結団式で、安田生活・文化部長から隊員証・隊員手帳を受け取り、導入ワークショップ「私たちにとって博物館って?」を行いました。
8/22 第2回 滋賀県立琵琶湖博物館見学ツアー 博物館ってどんなところ?表も裏も見てみよう!
滋賀県立琵琶湖博物館を訪れ、展示室だけでなく、収蔵庫などのバックヤードも見学しました。その後、琵琶湖博物館の学芸員さんと、意見交換を行いました。
9/19 第3回 兵庫県立考古博物館見学ツアー 博物館ってどんなところ?調べてみよう!
兵庫県立考古博物館を訪れ、見学した後、「ティーンズプロジェクトからの10の質問」として、副館長さんや学芸員さんたちと対話しました。
10/3 第4回 ティーンズ・ワークショップⅠ 行ってみたい博物館を考えよう!
場所:アスト津アストプラザ5階 研修室B
博物館の見学会などのまとめをした後、「博物館でやりたいことを表現するワークショップ」を行いました。グループに分かれて、「こんな博物館があったらいいな」という歌もつくりました。
10/31 第5回 ティーンズ・ワークショップⅡ どんな博物館が欲しいか考えてみよう!その1
場所:三重県総合文化センター 中会議室
前半は、ゲスト応援団の中西紹一さんと、「イメージが変わるメガネ選びワークショップ」を行いました。その後、グループで「博物館で友達をつくろう!額縁写真撮影」を行いました。
11/7 第6回 ティーンズ・ワークショップⅢ どんな博物館が欲しいか考えてみよう!その2
場所:三重県立博物館 会議室
県立博物館の収蔵庫を見学した後、グループ毎に「博物館をわくわく・どきどきに!」するショーケース(短いお芝居)づくりを行いました。
11/28 第7回 こども会議 10代と大人が博物館をめぐって対話する「こども会議」
場所:三重県総合文化センター セミナー室C
こどもたちにとって行きたくなる博物館について、友だちができる博物館をテーマとする4つのショートストーリー(短いお芝居)により紹介したうえで、知事を交えたこどもとと大人の対話(こども会議)を行いました。