このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

美術館のコレクション(2014年度常設展示第1期)

 2014年3月25日(火)−6月22日(日)

出品作品リスト

第1室 近代の美術(日本、スペイン、フランス)

作者名 生没年 作品名 制作年 材料 寄贈者
ムリーリョ、バルトロメ・エステバン 1617-1682 アレクサンドリアの聖カタリナ 1645-50年頃 油彩・キャンバス  
作者不詳 -- 赤いボラと銅器のある静物 17世紀 油彩・キャンバス

KEI KIMURA氏寄贈

作者不詳 -- 聖ロクス(ロック) 17世紀 油彩・キャンバス 有川一三氏寄贈
ゴヤ・イ・ルシエンテス、フランシスコ・デ 1746-1828 アルベルト・フォラステールの肖像 1804年頃 油彩・キャンバス (公財)岡田文化財団寄贈
浅井忠 1856-1907 小丹波村 1893(明治26)年 油彩・キャンバス(パネル貼り)  
鹿子木孟郎 1874-1941 津の停車場(春子) 1898(明治31)年 油彩・キャンバス 鹿子木君子氏・良子氏寄贈
青木繁 1882-1911 自画像 1905(明治38)年 油彩・厚紙  
ルドン、オディロン 1840-1916 アレゴリー―太陽によって赤く染められたのではない赤い木 1905年 油彩・キャンバス  
萬鐵五郎 1885-1927 1915(大正4)年 油彩・キャンバス  
村山槐多 1896-1919 自画像 1916(大正5)年 油彩・キャンバス  
中村彜 1887-1924 髑髏のある静物 1923(大正12)年 油彩・板  
前田寛治 1896-1930 風景 1924(大正13)年頃 油彩・キャンバス  
藤田嗣治 1886-1968 猫のいる自画像 1927(昭和2)年頃 油彩・キャンバス 東畑謙三氏寄贈 
佐伯祐三 1898-1928 サンタンヌ教会 1928(昭和3)年 油彩・キャンバス  
前田寛治 1896-1930 裸婦 1928(昭和3)年 油彩・キャンバス  
荻須高徳 1901-1986 街角(グルネル) 1929-30(昭和4-5)年 油彩・キャンバス 東畑建築事務所寄贈
藤島武二 1867-1943 大王岬に打ち寄せる怒涛 1932(昭和7)年 油彩・キャンバス (公財)岡田文化財団寄贈
鳥海青児 1902-1972 紀南風景 1936(昭和11)年 油彩・キャンバス  
ルオー、ジョルジュ 1871-1958 キリスト磔刑 1939年頃 油彩・紙(キャンバスで裏打ち) (公財)岡田文化財団寄贈 
シャガール、マルク 1887-1985 1956-62年 油彩・キャンバス (公財)岡田文化財団寄贈 

ユトリロ、モーリス

1883-1955 風景 制作年不詳 油彩・キャンバス (公財)岡田文化財団寄贈


 第2室 榊莫山の書画

作者名 生没年 作品名 制作年 材料 寄贈者
榊莫山 1926-2011

城ノ石垣(伊賀八景)

1994年

絹本

榊美代子氏寄贈 
榊莫山 1926-2011 湯屋谷ノ寺(伊賀八景) 1994年 絹本

榊美代子氏寄贈

榊莫山 1926-2011 赤目ノ滝(伊賀八景) 1994年 絹本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 里カラ里ヘ(伊賀八景) 1994年 絹本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 青山高原ノ風(伊賀八景) 1994年 絹本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011

芭蕉故郷塚(伊賀八景)

1994年 絹本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 赤門(崇廣堂)(伊賀八景) 1994年 絹本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 霊山ノ雪(伊賀八景) 1994年 絹本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 天平ノ首飾U 1994年 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 自画像V 2006年 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 陶淵明 制作年不詳 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 李白 2004年 紙本 榊美代子氏寄贈 
榊莫山 1926-2011 芭蕉の山河(其二) 1985年 絹本金地 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 修羅羅漢 1979年 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山 1926-2011 山河茫々 1985年 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山、津高和一 -- 痩白の修羅 1986年 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山、津高和一 -- 虹ノデタ朝 1986年 紙本 榊美代子氏寄贈
榊莫山、元永定正 -- 誰モヰナイ 1986年 紙本 榊美代子氏寄贈


第3室 5月の風をゼリーにして 春から夏へ うつりゆく季節 

  

「五月のそよ風をゼリーにして持って來て下さい」

 

詩人の立原道造が、病床で見舞いに来た友人に語った言葉です。

春から夏へとうつりゆく中で、奇跡のようなバランスの、短いながらも幸福な時間。私達が抱く5月のイメージそのままを閉じ込めたような、透明感あふれる表現です。

立原は続けます。

「非常に美しくておいしく、口の中に入れると、すっととけてしまふ青い星のやうなものも食べたいのです」

 今なお愛唱される数々の詩を残した立原道造が生まれたのは、丁度100年前の1914年7月30日。この美しい言葉を発した一週間後、1939年3月29日、24歳の若さでこの世を去りました。

四季という、美しい循環は、見慣れたはずの景色も変化し続けていることを私たちに教えてくれます。吹く風が、流れる雲が、来るべき季節への期待と予感を運んでくれます。

向井潤吉の《遅春》では、細く伸ばされた枯枝と、芽吹き始めた緑や可憐に綻んだ花々が同居して、雪深い地域特有の春の景色を彩ります。一方、奥瀬英三の《五月信濃路》においては、苗を植える前の、水が張られたばかりの田に反射する緑と、遠景の山の残雪のコントラストが、ひんやりとしたさわやかさを運んでくれます。

《六月の風景》で小出楢重が描いたのは、当時の住まいの近くの芦屋の松林だと言われています。縦横に入り組んだタッチが画面を走り、こってりとした色彩と相まって、夏へと向かう直前の、じりじりとむせかえるような空気を表しています。

日本画では、画材の特性を十分に生かし、温暖で、そして湿度の高い日本の風土を巧みに描いてきました。

前田青邨の《春》では、あふれんばかりの柳の緑が目に飛び込んできます。その後ろには桜の姿も見え隠れして、一層瑞々しさが際立ち、画面を横切る二羽の鳥の軽快なさえずりさえ聞こえてきそうです。

《水郷十二橋》で小川芋銭は、自賛として、画面にこのような言葉を書き込んでいます。

「鳰の浮巣 / に興がる / 舟遊び / も / 早夏 / 五月 / の / 好時期 / こそ / 楽し / かり / けり」

のどかな景色の中をゆっくりとすべる船の上に、知らず知らずのうちに私たちも乗り込んでいるかのような気持ちになります。

冬から春、そして夏へ。目をこらして、耳をすませて、作品の中に結晶化した時間を感じてください。

 

作者名 生没年 作品名 制作年 材料 寄贈者
菱田春草 1874-1911 薊に鳩図 1901(明治34)年 絹本着色  
小川詮雄 1894-1944 漁村の夏 1914(大正3)年 油彩・キャンバス

 

前田青邨 1885-1977 1914-15(大正3-4)年 絹本着色  
小林古径 1883-1957 麦秋 1915(大正4)年[頃 絹本着色  
小林古径 1883-1957 旅路 1915(大正4)年頃 絹本着色  
宇田荻邨 1896-1980 木陰 1922(大正11)年 絹本着色  
牧野虎雄 1980-1946 梧桐 1923(大正12)年 油彩・キャンバス  
小出楢重 1887-1931 六月の風景 1929(昭和4)年 油彩・キャンバス  
小川芋銭 1868-1938 野渡新造船図 1930(昭和5)年 紙本着色  
小川芋銭 1868-1938 水郷十二橋 1933(昭和8)年 紙本淡彩  
梅原龍三郎 1888-1986 山荘夏日 1933(昭和8)年 油彩・キャンバス  
入江波光 1887-1948 五月の海 1935(昭和10)年 紙本淡彩  
北川民次 1894-1989 海への道 1942(昭和17)年 油彩・キャンバス  
麻生三郎 1913-2000 紫陽花 1944(昭和19)年 油彩・キャンバス  
向井良吉 1918-2010 発掘した言葉 1958(昭和33)年 ブロンズ 作者寄贈
向井潤吉 1901-1995 遅春(長野県塩尻市広丘郷原) 1962(昭和37)年 油彩・キャンバス 作者寄贈
奥瀬英三 1891-1975 五月信濃路 1963(昭和38)年 油彩・キャンバス  
木村忠太 1917-1987 初夏 1975(昭和50)年 油彩・キャンバス  
向井良吉 1918-2010 レクイエム

1987(昭和62)年

白銅  
黒田清輝 1866-1924 夏の海 制作年不詳 油彩・キャンバス 寺岡富士氏寄贈 

竹内栖鳳

1864-1942 山村之春 制作年不詳 絹本着色 寺岡富士氏寄贈 
堂本印象 1891-1975 薫風晴■(そう) 制作年不詳 絹本着色 寺岡富士氏寄贈 

 

ページのトップへ戻る